県から、神奈川県公立高校入試の募集案内や選考基準が発表されました。
今日の記事は「え?選考基準ってなんや?」という方向けに書いていきたいと思います。別に関西弁じゃなくても大丈夫ですよ。なるべくシンプルにします。生徒たちにも読んで欲しいしね。
というわけで、シンプルにまとめると、神奈川県の公立高校入試の選考は上記のように行われます。内申と学力検査と面接と特色検査の合計点数を各高校が定める比率に則って計算して選考するわけですね。もっと詳しくは下記のリンクでご確認を。
その比率というのが、今回発表された選考基準というやつです。
一般的には、レベルの高い高校ほど学力検査重視(内申:学力検査:面接の順だから3:5:2や2:6:2など)になっています。多いのは、4:4:2かな。表には重点配点や二次選考の比率も載っています。さらにすごいのは、面接で何を問われるかまで書いてあるんです。
ちょっと画像にしたから見ていきましょう。全然関係ないけど、今回の配色は結構好み。全日制だけ載せておくので、定時制や通信制は県のHPをチェックや。
神奈川県の公立高校高校選考基準
1枚目は、横浜川崎の普通科メイン。
2枚目には湘南エリアも入ってます。昨年は2ページに渡ってだったから個人的には大助かり。七里ヶ浜高校が昨年の4:4:2から3:5:2になっています。元から3:5:2の大船高校と直接対決。4:4:2の人気藤沢西高校を避けた?関係ないか。
注目の湘南高校は昨年と変わりなし。二次選考では特色検査の比率が2になるので注意。
普通科は3枚で終了。
続いてのページはクリエイティブスクール。学力検査ではなく関心意欲態度で選考を行います。近年は低倍率が続いておりますが、巻き返しなるか。
続いて、専門学科。ここからちょっとわかりにくい。エリア別にしてくれた方が見やすいと思うんだけどなぁ。
ここは農業と工業のページ。平塚農商の文字が新鮮。
その他の専門学科。やっぱり専門学科は重点配点など多いイメージ。
再びの普通科。今度は単位制。簡単に言えば、大学みたいに自分で授業を選んでいくスタイルです。
学力向上進学重点校エントリー校(勉強頑張るところ)の小田原高校が、4:4:2:1から3:5:2:1に変更になりました。こちら元から3:5:2:1の平塚江南高校とガチバトルです。
幅とる神奈川最強の人気校神奈川総合高校(定員も少ない)は個性化コースの二次選考に重点化が増えました。求む個性ということですね。まぁ、点数の高い科目って大体平均点の高い英語か国語になるんでしょうけどね。
次は、総合学科。普通科と比べて多彩な授業があります。気になる藤沢総合高校はSTAY。
こちらは単位制専門学科。
ここで注目は、神奈川総合の舞台芸術科。初募集です。各科各コースの募集定員など気になるところ。
最後は、横浜国際高校。堂々1ページを使っての説明です。わかりづらい!
最後の最後に、違う資料からになりますが、特色検査の説明を載せて終わりにすることにしましょう。特に注目は学力向上進学重点校4校(湘南・横浜翠嵐・柏陽・厚木。勉強頑張るところ)と学力向上進学重点校エントリー校(勉強頑張るところ)が行う共通特色検査。昨年からこういう仕組みになりました。昨年は問1と問2が共通問題、問3問4が各校の選択問題でした。詳しくは過去問を。湘南高校の特色検査問題解説はこちら。
以上が、今回発表された「選考基準」(と特色検査)の説明でした。
これを見ると、なんだか受験が迫ってきた感じがしますね。今年は色んなことがあったけど、受験生の皆さんはそろそろ勉強に本腰入れましょうね。
見学会や説明会が沢山つぶれて残念だけど、もう少し落ち着いたら高校の近くまで実際に行ってみて、説明会や見学会じゃなくても、校舎や雰囲気や先輩たちの様子を直に感じられるといいね。もちろん各高校のHPで見学会などの日程が出てきたら積極的に参加してみてね。
今日の頑張りが、明日につながる。明日の頑張りが、その先につながる。そうやって、ずっとずっとつながっていく。未来の選択肢を広げるのは、今日の君だよ。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
湘南藤沢鎌倉エリアの選考基準はこちら。昨年からの変更点は太字。
学校名 調査書(内申:学力検査:面接:特色検査) (重点配点)
湘南 3:5:2:1
鎌倉 3:5:2:1
茅ヶ崎北陵 3:5:2:1
大船 3:5:2
七里ガ浜 3:5:2
湘南台 4:4:2
藤沢西 4:4:2
鶴嶺 4:4:2
茅ヶ崎 4:4:2
深沢 4:4:2
藤沢清流 3:5:2 (調査書にて英数国のうち高い評定1.5倍、技能4科のうち高い評定2倍)
藤沢総合 4:4:2 (調査書にて評定の高い1教科2倍)
茅ヶ崎西浜 4:4:2
寒川 5:3:2
藤沢工科 5:3:2
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