「あ、これはここが間違ってたから最後までいけなかったのか!」
自分の間違いが書かれたノートを食い入るように見て、小学生の生徒がなぜ間違えてしまったのかの理由を発見しました。
これって結構難しいことなんですよね。「間違えた」で終わってしまって、「なぜ?」まで追求できない場合も多いです。
どうしても気付けない場合は先生が「ここが違うよ」とつい伝えてあげたくなるのですが、これを続けるとますます自分でやらなくなります。
自分で自分の間違いに気づき、修正していく。これって、勉強においてとっても大切なことなんですよね。
ときには、自分の中の価値観や考え方を根底から直さなくちゃいけない場合もありますが、それを自身で修正できると、ぐんぐん伸びていけます。パラダイムシフト(発想の転換)を自分で起こしていけるって結構な強みになるんです。やらされ感も無くなりますしね。
ただ、これをできるようにするには、かなりの訓練が必要。自分の頭で考える練習です。周りの大人も安易に答えを渡してしまってはいけません。答えが出ない不安感やストレスと向き合える強さを持たせねば。誰かに教えてもらって答えを見つけるよりも、自分で見つけたときの喜びの方が大きいことを知ってもらわねば。
こちらサイドとしては、そこまで見守るって難しいんですよね。ついつい口を出してしまいたくなる。もちろん本当に口を出さなくちゃいけない時もある。でも、なるべく自分で気づいてもらうようにしなくては。葛藤しながら、いつもベストを追い求めている感じです。
僕らのお仕事は、気付きを与えること。
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