勉強の仕方に困っている子どもたちを救う、シンプルで強力な勉強法であるSTAR勉強法をご存知でしょうか?
え?知らない?
…それもそうですね。まだこのブログでしかご紹介していないですもんね。まずはSTAR勉強法とは何なのかから説明していきましょう。
STAR勉強法とは…
そもそも勉強法の名前がなぜSTARなのか。そこにもちゃんと意味があります。
【S】set(準備する)
【T】think(考える)
【A】action(やる)
【R】result(結果を見る)
の頭文字を取って【STAR】です。
普段の勉強やテストや入試や試験を通して、君が輝くことを目的として作られた勉強法。なんて、格好良くお伝えすることもできます。
もちろん自分に合う勉強法って人それぞれ。でも、スポーツなどと同じで、勉強にも基本的な型というものがあります。その指針となるのが、このSTAR勉強法です。慣れてきたらどんどん自分用にカスタマイズしていきましょう。
では、一つずつその内容を見ていきましょう。STAR、の順に説明していきます。
【S】set
まずはSTARの頭文字、Sからです。SはSET。SETの意味は「準備する」です。
では、何を準備するのか見ていきましょう。チェックボックス付きです。
□健康(夜11時までには寝ましょう。生活リズム大事です。健康でなくては何もできません)
□目的(何のために勉強するのか、自分なりの答えがあるとより良いでしょう)
□能動性(難しい言葉を使いましたが、能動とは受動の逆で、自ら動くと言うことです。やらされるのではなくやりましょう)
□学校の授業をきちんと受ける(学校に行っている子は、まずはそこが学びの出発点)
□習慣(やる気でやるのはそのうち冷めます。なるべく習慣を作ってやれたらいいですね)
□やる問題(学校ワークや塾のテキストや教科書。答えがあるものがいいですね(丸つけのため))
□文字慣れ(ほとんどの勉強は文字を読んで解きます。本など読むのオススメです)
□環境(現代は特に誘惑が多いです。誘惑とは戦わない環境づくりを)
どうでしょう、きちんと準備できていましたか?
上記のチェックシートには、「その他」の項目ボックスも用意してあります。僕の考える「その他」の項目に関しては一番下に付録として載せておきますね。
【T】think
次はT。TはTHINK。「考える」です。
計画立てをしていくのですが、計画立てるのって難しいです。その参考にして欲しい考え方を載せています。それが「大きな計画」と「小さな計画」です。
「大きな計画」は、受験など期間が長いものに有効です。進んでいく方向を決めるイメージですね。まず目的地を決めて、次に現状を把握して、行く手段や道のりを考えます。
たまたまエベレストの頂上に着くなんてことがないように、人生にも目指さなくては辿り着けない場所があります。「大きな計画」を立てて、狙っていきましょう。
「小さな計画」は、定期テストや提出物に使えます。基本的には優先順位を決めてすぐやるのがポイントです。すぐやれない時は「いつやるか」を決めて動けるといいですね。シンプルイズベストです。
【A】action
STARのAはACTION。「やる」です。
実際に勉強をやるという項目ですね。
チェックシートの上部にも書いてある通り、勉強とは「新しい知識やスキルを手に入れること」です。
なのに、多くの子が新しい知識やスキルを手に入れられないことを延々とやってそれを勉強だと思いがちです。結果成績が上がらず「自分は勉強できないんだ…」と思ってしまいます。違います。勉強していないから勉強できないわけです。
ここで改めて正しい勉強のやり方を改めて記しておきましょう。
まず必要事項を覚える。これは何度も繰り返しテストして覚えるのが早いです。見ているだけで覚える人はほとんどいません。頭の中から出すときに、記憶というのは強化されます。
ある程度知識を集めたら、それを使って問題を解きましょう。当たり前ですが、問題を解くときは問題以外何も見ずに、自分の頭ひとつで取り組むこと。
問題を解き終えたら、すぐ丸付けをしましょう。余程余裕だった場合じゃない限り、1ページごとに丸付けするのが良いでしょう。丸つけと言っても、ここで大事なのは間違いにチェックをすることです。二周目三周目とやるときに、できるところまでもう一度やる必要性は薄いですから、チェックがついているのがやるべき問題の目印になりますね。
なお、間違えることは悪いことではありません。悪いのは、間違いを恐れて手を止めることです。テストで正解すればいいのですから、練習中は間違いは嫌がるけど怖がらずにガンガン問題を解きましょう。
チェックを終えたら、次にやることは間違い直しです。間違えた問題は、調べて、なぜ間違えたのか、そしてどうやったら解けるのかを理解しましょう。解説を読んで進められたら最高ですね。一人で進めるのが難しい場合は、誰かに頼ってもいいでしょう。だけど、注意。人からもらった情報は忘れやすいです。そのことを頭に置いておいてください。
調べ終えたら、もう一度解きます。ここで自力でできたら大したものです。基本的には何度も調べて解き直すというのを繰り返してできるようになります。
ここまでが勉強の仕方です。
後はテストが近くなったら本番同様にテストをしてみたり、より高度なアウトプットである人に説明をしてみたり、そしてもちろん繰り返すことを忘れないようにしましょう。
「勉強の辞書」も置いておきますね。
読解問題もあります。余裕があったらチャレンジしてみてください。
「テスト勉強の仕方」はこちら。
【R】result
さぁ、最後はSTARのR、RESULTです。「結果を見る」ということですね。
ここでは分析の仕方を説明しています。ちょうど先日テスト分析の仕方を記事にしたばかりでした。上記の内容が詳しく書かれているので気になった方はぜひご参照ください。
長くなりましたが、以上が各項目の簡単な説明です。
最後に、STAR勉強の始め方をお伝えしましょう。
STAR勉強法は、あなたが目標達成の期限や時間【TIME】を決めたときに始まります。文字通り、STARTするわけですね。どうかこの勉強法が、あなたの勉強のお役に立てたら幸いです。
付録
SETのその他候補(リンクがあるものはその先で詳しい説明を見ることができます)
□国語力(相手の求めるものを返す力)
□集中力
□スマホのルール
□ライバル
□そこそこの自信(そのための成功体験)
□不安(勉強はすればするほど不安になるもの)
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
子どもたちみんなが各々の好きな場所で光り輝けますように。
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