本日はお金のお話第三弾です。
前回までのお話はこちら。
私立高校受験のお金の話をしよう①入学金の延納措置(入学金納入を待ってくれる高校)2021
私立高校受験のお金の話をしよう②神奈川県私立高校学費ランキング2021を発表します
今回は、学費支援制度のお話をしていきます。目次は以下の通りです。
- 学費支援制度を利用できるかどうかの確認方法
- 学費支援制度の利用方法
- その他の学費支援制度
- まとめ
それでは、始めましょう。
学費支援制度を利用できるかどうかの確認方法
まずは支援制度や補助制度を利用できるのかどうかを見ていきましょう。ある意味、ここが一番の難関です。
お手元に課税証明書(他、市町村民税がわかるもの)もしくはマイナポータルの画面、そして電卓をご準備し、以下のアンケートに答えてみてください。
計算方法は各項目がわかるものさえあれば簡単です。課税標準額に0.06をかけたものから、調整控除額を引きましょう。その金額に応じて、利用できるサービスが異なります。各計算、計算方法が政令指定都市とそうでない場合で違うので注意しましょう。
ずっと「はい」で進んだ方は、以下のアンケートもご利用ください。
アンケート完了しましたか?それでは、それぞれの制度について詳しく見ていきましょう。アンケートさえ済めば、ここからは簡単です。
学費支援制度の利用方法
では、学費支援の制度を一つずつ見ていきましょう。まずは国と県の二大支援の制度です。さっきのアンケート結果と照らし合わせてみると、どの制度が活用できるのかわかりやすいです。
まず1つ目は「高等学校等就学支援金」です。こちらは国の制度で、返済は不要です。授業料のみの支援になります。
もう一つは、「学費支援金」です。こちらは県の制度で、返済は不要です。授業料の補助だけではなくて、入学金の補助もしてくれます。
どちらも、申請・受理が入学後になりますのでご注意ください。
では、合わせてどれくらい支援してもらえるのかを改めて確認してみましょう。以下の表をご覧ください。「青」が国の制度、「オレンジ」が県の制度です。
ちなみに、ここに記されている年収は各「ご家庭」単位でのお話になりますのでご注意ください(父と母がいる場合は合算で計算します)。
では、申請方法はどうなるのでしょう。下の図表をご覧ください。もう一度お伝えしますが、申請は高校入学後になりますのでご注意ください。また、支援金や補助金は保護者の方が直接受け取ることはありません。
学校側から案内が来ますので、活用したい方は見逃さないようにしてくださいね。
それでは、他の支援金制度も確認していきましょう。
その他の学費支援制度
それでは、その他の支援制度も見ていきましょう。
次にご紹介するのは、「神奈川県高校生等奨学給付金」です。こちらは県の制度で、返済不要です。対象は生活保護(生業扶助)を受けている世帯や非課税世帯になります。こちらも学校からの申請書類を提出しましょう。
その他の支援制度はこちらになります。
年間所得が急変した際に利用できる「緊急支援補助金」。
中途退学者が再び高校等に入学するときに利用できる「学び直し支援金」。
どちらも学校に申請書を提出することで利用ができます。
まとめ
ここまで見てきて、一番大変なのは最初の確認ということがよくわかりますよね。
より詳しい情報が欲しい場合や質問がある場合は県のHPもご確認ください。また、学校に直接問い合わせてみるのもいいでしょう。
知ることで、ちょっと助かったり楽になったり実際とってもお得だったりすることが世の中には沢山あります。最近だとGo To Eatなんかもそうですよね。「わからない」と手を止めるより、どんどん「わかる」を増やして、選択肢を広げていきましょう。
本日もHOMEにお越しいただきありがとうございます。
本当に必要な方がちゃんと利用できますように。
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