川和高校が学力向上進学重点校になったというニュースが飛び込んできました。
これで学力向上進学重点校の指定は5校目になります。それにしても言いにくいですよね。学力向上進学重点校。早口言葉みたいです。
しかも、川和高校は元々学力向上進学重点校エントリー校です。もっと言いにくいですね。同様の学力向上進学重点校エントリー校が他に13校(希望ケ丘、横浜平沼、光陵、横浜緑ケ丘、多摩、横須賀、鎌倉、茅ケ崎北陵、平塚江南、小田原、大和、相模原、横浜国際)ありますが、そこからの昇格といった形です。
川和高校はもともと合格実績など学力向上進学重点校に勝るとも劣らないものを持っていたので、昇格は順当と言えば順当で、さほど驚きはないように感じます。ただ、タイミングはびっくりでしたね。まさか受検間近のこのタイミングとは。予算編成の事情などもあるのでしょうか。本当は春先に発表したかったのかもしれませんね。
でも、そもそも学力向上進学重点校ってなんなのでしょう。今日はそこんとこ詳しく見ていきましょう。
学力向上進学重点校とは
「学力向上進学重点校とは?」という問いには、県のHPにこういった答えが書かれています。
指定を受けた学校では、教科・科目や総合的な探究の時間を通して、主体的、総合的、探究的に学び、将来のリーダーとして、自ら問題を発見し、自ら解決できるよう、教科等を超えて様々な課題を関連付けて考えることのできる思考力・判断力・表現力等の育成に取り組み、希望する進路の実現を図ります。
うむ、簡単に言えば「めっちゃ勉強頑張る高校」ということですね。
それを踏まえて、改めて学力向上進学重点校とは、大学進学指導の充実を図り、進学実績向上に重点をおいた高校のことです。県の教育委員会が指定します。指定されると予算が増え、設備充実や教員を増やすことができます。重点校同士の交流も魅力的です。授業は難関国公立大学や難関私大合格に向けたカリキュラムで行われます。
川和高校が選ばれる前は以下の4校でした。
横浜翠嵐高校
湘南高校
柏陽高校
厚木高校
人気校が並びますね。ここに学力向上進学重点校エントリー校から川和高校が加わった形です。
個人塾界隈(の一部)では、前4校を頭文字を取ってSYAH(シャー。皇帝の意)と呼んでいましたが、今回川和高校が加わったことで、SYAHがSYAHK(シャーク)になりました。攻撃性が増しました。
では、そもそもどうやったらエントリー校の中から学力向上進学重点校に選ばれるのでしょう。条件は以下の5つです。
- めざす生徒像を見据えて、「主体的・対話的で深い学び」の視点による教科指導等を展開し、高いレベルの思考力・判断力・表現力等の能力の育成を図るため、各学校において達成すべき学力水準を示している。
- 県教育委員会が実施する生徒学力調査(2学年)の結果により、高い学力を身に付けさせている。
- 生徒の7割以上が在学期間中に、CEFR B1のレベルを達成し、高い英語力を習得している。
- 生徒の探究活動や全国規模の大会等での取組みなど、学校の教育活動全体を通じて、豊かな人間性や社会性を育み、その成果をあげている。
- 全県立高校の中で、いわゆる難関と称される大学への現役進学において高い実績をあげている。
個人的には、5の要素が大きいと感じています。
『3年制の公立高校から国公立大学への進学が難しい3つの理由』でも説明した通り、国公立大学への進学実績で見れば、公立高校は6年制の私立高校などに水をあけられている状態が続いていますからね。ここを打破したいという思いもあるのでしょう。取組みに期待です。
そして、最後に学力向上進学重点校の一番の魅力についてお伝えしておきましょう。あくまで個人の意見ですが。
それは「そこにいる生徒たち」だと考えています。
学力はもちろん、あえて苦しい環境に身を置く事を選んだ志高き仲間たちと、お互いを尊敬しあいながら切磋琢磨する3年間は何ものにも代え難いものです。そこにいる人が魅力。うーん、それはどの学力向上進学重点校においても間違っていないんじゃないかなと思います。
ただ、同じ学力向上進学重点校とは言っても、各校特色は大きく違いますので、ぜひそれも楽しんで確認してみてくださいね。かなチャンTVでも確認ができます。
素晴らしき高校に巡り会えますように。
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