神奈川県公立高校入試合格者平均点の推移に注目してみる【2021年度最新版】


神奈川県教育委員会から、2021年度入試の合格者平均点が公表されました。カナガクさんが報告資料を見つけてくださいました。どれどれどんな感じでしょう。


英語 54.6(53.3)

国語 65.7(68.6)

数学 58.2(59.4)

理科 50.1(51.5)

社会 72.6(65.6)


という結果でした。()内は、先日書いたステップさんの平均点から合格者平均点を予想するという記事の際の予想点数です。社会以外はわりかし近い?まぁ、近いからどうだということもないのですが。


それにしてもやはり目を引くのは社会の平均点です。72.6点は入試が100点満点になったここ9年間で史上二番目に高い数値です(一番は2017年の国語)。4教科受験の高校もあるわけですから、理科と社会でこれだけ平均に差があるのはどうなんでしょう。22点もの開きがあります。


社会の得点分布グラフだけ異様ですもんね。


英語は単語も簡単になった分易化。国語は文章読解がハードでしたかね。数学は点を取れる問題が増えた印象です。理科は正答率50%以下の問題が目立ちました。社会は大雑把な知識と消去法で答えが導き出せることが平均点アップにつながりましたよね。


さて、今年度の合格者平均点の講評から入りましたが、そもそも合格者平均点とはなんなのでしょう。2021年度の平均点が出たこのタイミングで改めてその意味を把握しておきましょう。



合格者平均点とは



合格者平均点とは、その名の通り、各高校の合格者の平均点です。残念ながら不合格だった子たちの点数は含まれておりません。


例年母集団を(ほぼ)同じにしたこのデータが出ることで、その年の入試問題がどうだったのかというヒントを得ることができるわけですね。


それではその推移を見ていきましょう。



合格者平均点の推移



例えば、今年の社会は超簡単でした。どれぐらい簡単だったのかは下の表を見ていただければ一目瞭然。100点満点になってからの各科目の合格者平均点の推移です。



グラフにもしてみました。



これを見ていただくと分かる通り、社会は昨年も簡単で、「流石にこれ以上は簡単にならないよね」なんて界隈では噂されていました。


それが蓋を開けてみたらこんな感じに。この平均点だと入試の役目を果たしたのかどうか怪しいですよね。ただでさえ上位層は英国では差がつかないのに、そこに社会まで参戦するとは。赤いグラフの伸び率半端ないです。


ちなみに、各年度の5教科の平均点(5教科の総得点を5で割ったもの)を見ていくと、


2021 60.2

2020 57.7

2019 52.6

2018 53.0

2017 58.0

2016 51.6

2015 51.3

2014 52.0

2013 61.1


なんと2021年度は100点満点最初の年(2013年)に次いで高い平均ということがわかります。


もちろんコロナ禍と言う特殊な状況だったことはわかります。秋ぐらいまでには問題作成しなくちゃいけないわけですしね。でも、それぞれの難易度を調節するぐらいはできたんじゃないかなぁと個人的には思ってしまうわけです。


県教委としては、この合格者平均点が50点前後になるように問題作成をするといいます。学習指導要領変更初年度ですが、来年は流石に難化するのではないでしょうか。


個人的には、しっかり勉強してきた子が損をしない入試の方がいいんじゃないかなぁという思いがあります。


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僕としてはこのぐらいの感じが好き。

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勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの居場所であり未来を生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。2019年藤沢にHOME個別指導塾リアル教室を開校。