さぁ、今年もやっても参りました。神奈川県公立高校入試難問ランキング。昨年から始まったこの大会も2回目(そりゃそうだ)。今年も熱い戦いが繰り広げられることでしょう。ね、解説の勉強犬さん。
勉強犬「難問多いのは数学ね」
さらっと身も蓋もないことを言っている気がしますが、無視して教科別の正答率ランキングを見てみましょう。今回は英語編です。
各教科の問題はこちらのページをご参照ください。実際の問題を開いて見ることでより楽しめるかと存じます。
英語正答率ランキング
1位 14.5% 問5 英作文
2位 23.9% 問4 語順整序(受動態慣れない語順)
3位 26.9% 問1(ウ)1 リスニング内容一致
4位 33.0% 問8(ウ) 会話文内容一致
5位 35.1% 問8(イ) 会話文選択
堂々1位は、やはり英作文。2連覇です。まぁ、そりゃそうだですね。
2位は、語順整序。もともと神奈川県の語順整序問題は、並び替える語数も多く不要な語も入っているということで、難易度は高めなんですよね。
勉強犬「犬の話だから正解して欲しいな」
3位は、リスニングの内容一致問題。これも常連ですね。リスニング配点も20点以上あるので、NHKごがくなどで耳慣れ必須です。上記の過去問置き場には音声データもあるので気になる方は試してみましょう。
4位と5位は会話文読解から。時間がなくて辿り着けなかった子もいるかな。ぜひ大人の方も長文を引っ張り出してきてその読みづらさに辟易していただければと思います。問題はこんな感じです。
今回は単語のランクインもありませんでした。問2は(ア)「famous」(イ)「swimming」(ウ)「language」でしたけど正答率は50%越え。みんなナイスファイトです。
ちなみに答え。
最後にちょっとだけ総評を。
英語入試総評
英語は昨年よりも合格者平均点が上昇しました。昨年49.4点で今年が54.6点でした。
正答率が30%以下の問題は3問。ランキングの数値を見ても、やはり全体的に正答率は昨年より上昇していますね。以下昨年。
要因としては、コロナの影響で中3単語が出題されなかったり注釈扱いになったりしたことでしょう。全体的にイージーになった感は否めません。ただ、苦手な子は簡単だろうがなんだろうがやっぱり苦手で点数は伸びなかった印象です。
上位層は元から高得点。下位層は元から難しい。中堅層にとって簡単になって平均が上がったという個人的解釈です。
来年は新学習指導要領変更一年目なので、それほど一気に難化はしない(神奈川県は変更一年目はやさしい傾向あり)と思うのですが、それでも今年よりは難しくなる予感。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
スピーディーに問5までをこなし、長文に時間を使えるかどうかが英語高得点の鍵。
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