問題を解きます。なるべく本気で解きます。
丸付けをします。細かく、先生になったつもりで厳しくつけます。間違えたところや怪しいところに印をつけておきます。
印をつけたところを、一人でできるようにするために、まずは理解します。解説を見たり、誰かに聞いたり、何を使って調べても大丈夫です。
そんでもって印をつけたところを、もう一度解きます。自力でできるようになるまで、調べる→解くを繰り返します。「わかった」で終わらせてはいけません。「できた」まで手に入れるようにしましょう。
この4つの流れのうち、主に後半の2つが「勉強」ですから、実は「間違い」というのは、あなたを勉強へと導いてくれる宝物のような存在なのです。
でも、嫌だよね。間違えたくないよね。その気持ちもとっても大切です。でも、間違えたくないと思ってやって見つけた間違いほど、価値のあるものはないのです。だってそこを修正すればあなたはまた一つ成長できるのですから。
だから、間違いに出会ったときは「やったー」まではいかなくとも、落ち込む必要はどこにもありません。ある意味機械的に、「どうして間違えたのか」考え、調べて、もう一度解くまでを実行しましょう。
はっきり言えば、落ち込んでいる時間は無駄です。
もうちょっと詳しく説明してみましょう。
では、もしも解いた問題が全問正解だったらどうでしょう。嬉しいですよね。素晴らしいことです。でも、そこから得る経験値は微妙なものです。もしも成長のためにその問題に取り組んでいるとしたら、その目的は達成されません。中3で九九全問正解してもなかなか喜べませんよね。それと同じことです。
全問正解が悪いということではありません。あくまで「最初に本気で解く」という工程の目的はチェックですから、全部できると分かることは重要なことです。でも、そこからは勉強を始めにくいよねということです。
「勉強=新しいものや知識を得ること」ですから、既にできる問題から得られるものは(ないとは言わないけれど)そう多くありません。
あまりにも全問正解が続くようなら、(もしも成長することが望みなら)問題集のレベルや場所を変えるのが得策でしょう。
つまり、自ら間違いへと近づいていくのです。
自ら間違いに近づいていくのに、間違えて落ち込んでいたら馬鹿みたいですよね。
間違えた時は「これでまた成長できるぞ」と心の中でガッツポーズをして、淡々とやるべきことを遂行しましょう。
人は失敗から学ぶもの。
そして、失敗しない人は何もしない人です。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
経験値をいっぱい手に入れて、どんどんレベルアップしていきましょう。
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