今日は教室にある本をご紹介します。
本というか、教材ですね。それが「考える力を育てる天才ドリル」です。
「天才」の名を冠すなんて大胆だな。「大丈夫かな?」と思ってページを開きましたが、大丈夫です。中身はしっかりしています。
写真は「点描写」ですが、他にも「線対象」や「どっかい算」など、いろんなシリーズがあります。そもそも僕も「どっかい」に惹かれてこの教材に出会いました。
小学生向けの教材ですが、もちろん中学生でも活用できますよ。苦手なものに合わせて使えるといいですね。
さて、本日は「点描写編」の中身を見ていきましょう。
天才ドリル点描写編
点描写というのはその名の通り、点と点を結んで同じ図形を描写するゲームです。
ただ写すだけなのですが、これが意外と難しいです。最初は見ながらでもOKですが、慣れてきたら、頭の中にイメージして書けるようになると最高です。あ、もちろん定規は使ってはいけません。
これを続けていくと、
- 立体のイメージが持ちやすくなる(立体感覚がつく)
- 運筆の練習になる
- 短期記憶が鍛えられる
- 計算ミスや書写しミスの予防
につながるということです。
以前にも説明した「集中力」の出し入れの練習にもなりそうですね。
さらに、「いいな」と思ったのは、付録です。そこには組み立て式の展開図が。立体のイメージをより正確に持つには、紙面上の見取り図や展開図を見ているだけではなくて、実際に触れられる「具体」に接すると効果的なんですよね。
この教材を使うときの注意点は、①厳しくやりすぎないこと②フィードバック(丸つけ)をなる早ですること、ぐらいでしょうか。最初はブレる線も大目に見ながら(点のズレには気をつけて!それがゲームのルールです)、なるべく早く丸つけをしてあげるようにしましょう。
ペースも焦らなくて大丈夫。本書にも一日最大5問ペースぐらいで進めてくださいとあります。あまり根を詰め過ぎると「やらなきゃならないもの」になってしまって、つまらなくなりますからね。
「やらなきゃいけないもの」となると続きませんし成長スピードも遅くなりますから、絵を描くような感覚でやれるといいですね。まさにゲーム感覚が大事。
最初は真っ直ぐな線を引くのもキツそうな子が、慣れてきたらスラスラ書くようになります。ただ、時間はかかりますから、焦らずコツコツ練習していけるといいですね。
ちょっとだけ裏写りするのが難点。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
やる時間の確保が一番難しい。
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