上記は、生徒に言われて作った「英語攻略ピラミッド」です。
中学においても、高校においても、
基本五科目(英語・数学・国語・理科・社会)の中で優先順位が高いと言われる英語。
理系に行っても文系に行っても英語の力は必要ですからね。
現在のような国際化社会では、大人になっても出来て損はない科目です。
さて、その英語。
「どうやったら出来るようになる?」という生徒の質問を受けて、
上記のピラミッドを作成しました。
少し補足しましょう。
このピラミッドは、
「英語ができるようになるまでに必要なものの割合」を表した図です。
英語を勉強するときはこれを意識して勉強するのがオススメです。
一番下から詳しく見てみましょう。
まず土台。
一番必要なのは、「英語のことを嫌いじゃない気持ち」です。
英語は言語。それも、世界で一番簡単と言われる、多くの人が話している言葉。
本来はシンプルでとってもとっつきやすいものなはずです。
日本語や英語教育の難しさを差し引いても、もっと楽に身につけられるはず。
そこで重要なのが、この「嫌いじゃない気持ち」です。
好きじゃなくてもいいけど、嫌いじゃない、が大事。
人間は(当たり前ですが)嫌いなものは避けます。だから、どんどん嫌いになります。
(こっちが嫌いになると向こうもこっちのこと嫌いになるのは、人間も勉強も一緒です)。
また心理学的には、人は80%以上うまくいくということしか能動的に動かない、そう。
苦手意識が出来てしまうと、それだけ英語ができるようになる道は遠くなります。
嫌だ。苦手だ。嫌い。さて、この気持ちに対抗するにはどうしましょう。
嫌いな相手を好きになるには、相手をよく知ることです。
洋楽を聞いてもいいし、洋画を見るのでもいいし、海外ドラマを流しておくだけでもいいし、
でたらめでいいから洋書を手に取ってみるでも、海外の絵本を見てみるでもいい。
英語って良いな、カッコイイな、まぁ、悪くないな、そんな気持ちが出てきたらラッキーです。
まずは英語に触れてみること。
さらにここでのポイントは、間違いに寛容になることです。
恥ずかしがって間違いを恐れていたらいけません。ガンガン間違えましょう。
単語の綴りも、文法も、発音だって間違えていいのです。失敗におおらかに。
まずは怖がらずに英語の世界に飛び込んでみましょう。
この気持ちこそが、英語ができるようになる最大のポイントです。
ここからは足早に参りましょう。
次のポイントは、「vocabulary」です。
ちなみに皆さん、日本語はどうやって身に付けてきましたか?
「ここは格助詞が入るから【は】だな」とか、
「うーん、ワンワンは名詞としてはおかしいな。犬だな」とかやってきましたか?
きっと違いますよね。【ママ】や【パパ】や【ワンワン】みたいに、
文法など気にせず、単語(WORD)から覚えていったはずです。
英語だって一緒。
まずは単語や熟語を含めた語彙を増やすことです。
経験上、「音」から入るのがベストでしょうか(覚えやすい)。
語彙が増えれば増えるだけ、あなたは英語を好きになります。
そしてこれももちろん完璧を求めてはいけません。
知らない単語や忘れていた単語に出会えたら、喜ぶようにしましょう。
あなたの世界がまた一つ広がるのです。
そして次のポイントでやっと登場するのが「ルール」(文法)です。
中学レベルの文法自体は決して難しくはありません。
ただ、厄介なのは、その文法を説明する日本語が難しいということです。
「主語」「動詞」「形容詞」「副詞」「目的語」「補語」「代名詞」…
日本語で英語の文法を理解するには、ある程度の日本語の文法の理解が必要です。
英語を学びながら、同時に必要最低限の日本語の文法を学び、
ルールの把握に努めましょう。
スポーツでルールを把握していないと勝てないのと同様、
英語もルールを把握していないとテストに勝てません。
「文の最初は大文字」「文の中に動詞は一つ」「a→anに変化する理由」など、
簡単なものから一つずつ理解・納得・会得していきましょう。
野球のルールよりよっぽど簡単という人も居ます。
そして、最後のポイントは、「例外」です。
文法というルールはあれど、やはり英語が日本語ではない以上、
日本語では説明できない例外的なルールや熟語などが存在します。
それはそれ、これはこれ、という風に、それらはすべて「例外」という風に捉えて、
(興味を持ったなら理由・異文化の理解含めて)覚えてしまいましょう。
そのぐらいのラフさで勉強するのが、英語を伸ばすコツです。
長くなってしまいましたが、
ここで友達とできる英語の簡単勉強法を一つご紹介しましょう。
それは「英語しりとり」。
やってみると自分の語彙の少なさに気付けるはずです。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
具体的な中身(ルールや覚え方)のお話もこれからコツコツあげていきますね。
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