令和3年5月27日に実施された全国学力・学習状況調査の神奈川県の結果(速報版)が県のHPで公表されました。今回はその中身についての記事です。
なお、詳細は教育委員会で分析された後、10月に公表されるようです。
以下でお話しする数値などに関しては、『令和3年度全国学力・学習状況調査 神奈川県公立小・中学校の調査結果(速報版)について』をご覧ください。
令和3年度全国学力・学習状況調査 神奈川県公立小・中学校の調査結果(速報版)について
そもそも全国学力・学習状況調査って何なのでしょう。
実施される内容を見たら一目瞭然です。調査は、「テスト(国語と算数・数学)」と「アンケート(学校用と生徒用)」で構成されます。その名の通り、学力と状況を調査するわけですね。
今回は、その中で神奈川県についてピックアップしたものについて見ていきたいと思います。
まずテストについて。
学力調査テスト
表は、全国と神奈川県のテスト結果についてまとめられたものです。ご覧の通り、全国との差はほとんどありませんでした。
なお、表にある「県域」とは、政令指定都市が抜かれた地域のデータを指すようです。ここでは小学生の国語などで少し差もみられますね。
設問ごとに見れば、小学生の国語では、漢字や文法の問題で全国の正答率をだいぶ下回る問題があったようです。
このテストだけで力の有無がわかるかどうかは置いといて、漢字や文法は、国語はもちろん英語など他教科の学習の基礎にもなるので、小学生のうちにある程度理解を深めておきたいですね。
アンケート
続いては、学校や生徒たちへのアンケート結果についてです。ここでは、全国平均と差があったものがまとめられています。
学校側へのアンケートには、コロナ対策の内容もあり、その結果から神奈川県は比較的動きが良かった印象を受けました。ただ個別補習をするまで手が回っていない現状が窺えます。
生徒への質問では、全国に比べて勉強時間が長めという結果が印象的でした。「エア勉強」になっていなければいいのですが。
中学生の「学習塾の先生や家庭教師の先生に教わっている(インターネットを通じて教わっている場合も含む)」の設問が全国平均よりも下回っているのは意外でした。
あとこれは想定の範囲内ですが、神奈川県の子ども達の地域の行事などへの参加率はやはり低めですね。特に近年はコロナの影響も大きかったですしね。
回答を見ていて気になったのは、ゲームやスマホの影響です。使用についての質問が全国平均よりも高いだけでなく、例えば規則正しい生活をしていたかといった設問のマイナスが大きいのも気になったんですよね。寝室にスマホやゲームを持ち込ませないことは徹底したいですね。
また10月に詳細なデータが出るということで、その際にも記事をあげたいと思います。
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速報って響きっていいよね。
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