軽めのビジネス本にはまっていて、
一気に読んだ三冊の中の一つが『孫社長にたたきこまれたすごい数値化仕事術』です。
どれも学びは大きかったなぁ。
その中でも「数字」をテーマにしたこの本は、
一番読むのに時間がかかりましたが、それだけ色々なものを得た気がします。
ソフトバンクの孫社長が「何事も数字で考えろ!」というぐらい、
仕事には数字が必要。
その孫社長のもとで、筆者が学び得た数字の使い方を、
この本ではわかりやすくまとめてくれています。
遥か遠い昔に心理学を学んでいた僕としては、
「この分析方法なんだか懐かしい…」と遠い目になることもしばしば。
数字ってもちろん教育にも存分に活かせるんですよね。うん。その方法は後ほど。
まずはこの本についての感想です。
孫社長にたたきこまれたすごい数値化仕事術by三木雄信
僕が特に面白かったのは(本題とは少しずれますが)、
筆者自身が、年金番号の記録漏れ問題や、Yahoo!BBのクレームをどう処理したかの経験談。
とっても興味深く読めました。
半沢直樹(もう古い?)みたいなドラマ仕立てにしても面白いかもしれませんね。
また、この筆者、教育ビジネスも手がけています。
英語教育の「TORAIZ(トライズ)」というサービス。
こちらのお話も大変参考になりました。
もちろん、こういったエピソードにとどまるのではなく、
「数学は嫌い!」といった方でも簡単に分析ができる方法を、
この本は丁寧に説明してくれています。
「プロセス分析」「単回帰分析」「重回帰分析」「パレート図分析」などの手法が紹介されており、
Excelの使い方が何となくわかれば、誰でももっともらしい分析ができちゃいます。
興味がある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
今後幾つかこういった分析方法を使って、
生徒たちのために素敵なことができちゃいそうですが、それはまた別のお話。
数字の大切さ
数字とは、誰が見ても客観的なもので、
とっても具体的です。
「それめっちゃ重い」ではどんな重さかは人それぞれの想像によりますが、
「それ300キログラム」と言われれば「あ、持てないな」とその情報だけでわかります。
数字とはいわば、物事をとってもわかりやすくする世界の共通言語なのです。
ですから、もちろんお仕事や勉強でも活用できます。
数字を見ることで、自分が何をしたらいいのか、どこに力をかければいいのかが見えてきますし、
スピーディーな問題発見・問題解決が可能になります。
実際にこの本からヒントを得て、
過去にこんな記事も載せてみました。
配点や正答率から入試問題の攻略を考えた記事です。
では、他にも数字を勉強に活かす方法を考えてみましょう。
テストが伸びないときの分析例を載せておきます。
数字を勉強に活かしてみよう
うぅ…テストの点数がどうして伸びないのかわからない。。
さぁ、そんなときは、プロセス分析を試してみましょう。
テスト一ヶ月前→テスト一週間前→テスト一日前→テスト中とプロセスを分けて、
問題点を見つけるのです。
ここで数字を使いましょう。
テスト一ヶ月前〜テスト一日前は勉強時間という数字で比べてみます。
おやおや、テスト一日前には1日5時間の勉強をしているのに、
テスト一ヶ月前は1日1分も勉強していません。これはあやしいですね。
そういえば塾の先生はみんな「勉強は習慣が大事だよ」って言いますね。
次回は一ヶ月前から勉強を始めてみましょう。
テスト中はどうでしたでしょうか。
テスト中の問題点発見のためにはこんな分析ツールがあります。
そうそう、間違いの数や点数も立派な数字ですから、
そこから分析しましょう。
ちょっと実際のプロセス分析とは違っているかもしれませんが、
例です。参考までに。
兎にも角にも、まずは問題を発見することが大事ということです。
それがわからなければ解決策ももちろんわかりません。
分析をして、よりスピード感のある成長を。
あ、テスト分析シートはこちらで購入も可能です。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
本当にすごい勉強術とは、実は当たり前のことかもしれない。
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