「理科がやばい。とにかく理科がやばい」
先週初めて塾にやってきた中3生のNくんが自習席で苦しんでおりました。
お相手は理科。「何からやっていいかわからない」とだいぶ焦っています。
焦りは時に必要ですが、そればかりでやるべきことが手につかないのはよくないですね。
こんな時はまずは整理をして、情報をシンプルにしましょう。
中学生の理科は大きく分けて12単元(環境は生物に入れた場合)。
物理、化学、生物、地学の4分野が3年分。4✕3で12単元です。
Nくんにはそれを伝え、まずは頭を整理してもらってから、
入試で得点が取りやすい単元から練習をするように指示をしました。
Nくんは生物が得意。生物の3単元を完璧にした後、地学、物理と進めていくことに。
早速持っている教材でスケジュールを決めて実施。
即行動は大事です。一度決めたことも機を逃せば忘れ去られてしまいます。
キツキツのスケジュールが完成しましたが、やる気だけは十分のNくんですから、
きっと完遂してくれるはず。早速本日植物と動物の2単元の知識入れを行っておりました。
チェックテストの点数も上出来。フィードバックにて簡単な解説をしたら、
「家で復習するのでプリント下さい」とやる気は途切れていませんでした。
スピーディーな行動は大事。
帰り際、Nくんに声をかけました。
「今日めっちゃ頑張ったじゃん。やればできた?」
Nくんは満面の笑みで言いました。「やればできた」
その言葉が嬉しくて、めっちゃ褒めました。
以上の生徒指導で使った3つのSが、
人材育成で大切と言われる3Sです。
- Simple(簡単・単純にして指導する)
- Speedy(速く効果的に指導する)
- Speak well(褒めながら指導する)
当たり前のことではありますが、意識するだけで行動が変わってくるかもしれません。
生徒指導はもちろん、社員育成や講師育成にも活用しています。
でも、理論や考え方はあくまで一般論。
一番大事なのは、人と人とのつながりだということを忘れずに。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
指導者も指導される側も一緒になって育っていく。
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