「勉強ってどうやればいいの?」
「成績上げるにはどうしたらいいの?」
「テストで点数取るには何すればいいの?」
そんな質問に、どうにか子どもたちにもわかりやすいように簡潔に答えられたりしないかなぁ、なんて考えていて、前からよく説明に使っているこんな感じの式のことを思い出しました。
「成果とは、姿勢×スキル×量である」
つまり、姿勢とスキルと量のどこに課題があるかを把握して、それを埋めていくことがテストの点や成績アップにつながるわけです。
なお、掛け算ですから、どれかが0だと成果は生まれません。それを踏まえて、一つずつの内容を詳しく見ていきましょう。
姿勢
姿勢とは、「やる気」や「モチベーション」なども含めた複合的なものです。ただ、気持ちの部分は測れないので、取り組み方がわかりやすいんじゃないかとこういう項目にしました。
「勉強はやる気でやるな(やる気は上がれば下がる)」なんてよく言いますが、そりゃずっとやる気のままできたら最高です。それが好きってことなんでしょうね。
ただ多くの場合それが難しいので、最強の味方「習慣」を武器にして勉強に取り組んでいけたらいいですね。
もちろんやらされてやるとか、そもそもやらないとかだと、いくら勉強時間を確保しても効果は落ちます。人間、楽な方へ楽な方へ流れますからね。エア勉強(意味のない勉強風の行動)を増やすのはやめましょう。
スキル
次の項目がスキルです。
これは「勉強が上手か上手じゃないか」と書いていますが、もう少しわかりやすく言えば、「次に成果を出したいテストと似たような過去のテストの点数」が一番この力を測れるんじゃないかと考えています。
過去に90点を取ったことがあれば、今回もその前後の点数を取れる力は持っているということです。もちろん、前述の「姿勢」や「量」次第ではありますが。
要は、勉強が上手というのは「目標達成のために何が必要なことかがわかりそれを期限内に実行する為の計画が立てられる」ということですね。
また、勉強の中身と向き合った時に、きちんと自分に負荷をかけられるかどうかもスキルです。筋トレと同じで、負荷をかけなければ、筋力も学力も成長しませんからね。
量
最後は量です。
量とは、解いた問題数であって、時間ではありません。どれだけアウトプットしたかが重要です。
逆に言えば、時間はいくらかけても、かけなくても、自由です。成果を出そうとするとどうしても時間は長くなってしまうものですが、それを効率的にこなし、かかる時間を減らすというのは決して悪いことではありません。ダラダラやるよりよっぽど良いです。
焦らず、一問に対してじっくり考えるのも良いですね。例えば数学の難問に対して、あれこれ試行錯誤するのも立派なアウトプットです。その回数が増えれば増えるほど、成果は出しやすくなります。
以上3つの要素の掛け算で、どれだけ成果が出せるかが決まってくるよ、というのが今回の式の説明です。あくまでわかりやすいように作った式ですので、参考になれば幸いです。
模試やテストの結果を分析して、上の式も利用しながら自分に足りないもの(課題)を把握し、それを克服して更なるステージへ向かいましょう。
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考える材料として使っていただければ幸いです。
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