ふっふっふ。
先日、2019年度版の高校受験案内が手元に届きました。そこから、ちょっと前からやってみたかった調査に着手しました。ちなみに僕は毎年、声の教育社さんの受験案内を愛用しています。
その調査とは『通学エリア調べ』。この高校にはこのエリアからの流動が多い!というのを可視化して比べる調査です。
はたしてそれに何の意味があるのかと問われれば、何もお答えできません。「なぜ山に登るのか?そこに山があるから!」状態で、「そこにデータがあったから調べました」という感じです。うん、ただやってみたかった。
あわよくば、志望校選びの際の参考になるかもしれません。というわけで、大義名分は後付にして、ちょっと本腰入れて調査しました。
今回は藤沢市・鎌倉市・茅ヶ崎市を中心に調べています。
それではまず、土台となる各々の市町村の世帯数や人口を御覧下さい。
藤沢市の人口が43万人、鎌倉市が17万人、茅ヶ崎市が24万人。各々割と多めですね。さすが湘南の人気地域。参考までに、神奈川県の政令指定都市の3つ、横浜市は370万人、川崎市は150万人、相模原市は72万人です。
こういった情報も踏まえて、流動の様子を表にして見てみましょう。頭に同じ画像も貼っちゃいましたが、改めて!
数値はすべて%です。
さぁ、それではこの表から読み取ったことを、ランキング形式で発表に参りましょう!まずは藤沢市!解説の勉強犬さんのなんちゃって解説付きでお楽しみください!
藤沢市流動ランキング〜公立高校編〜
1 藤沢西・深沢 47%
2 藤沢清流 42%
3 藤沢工科 41%
藤沢市からの流動王者は藤沢西と深沢の2校。パーセンテージは圧巻の47%!つまりその2校は半分が藤沢市民ということですね。藤沢西も深沢もメイン駅からちょっと離れていて、なかなか他の地域からの流動が難しいことも背景にあるかもしれませんね。
それにしても、藤沢を冠する高校たちの中に堂々と入り込む深沢。エリア的には鎌倉の高校ですが、ちょうど境目ぐらいにありますからね。昨年は藤沢市からの流動49%(一位)でしたので、ちょっと下げる形にはなりましたが、毎年好成績を収めていますので、来年も期待です。
そんな深沢を除く藤沢連合軍のうち、西と清流は昨年度の入試高倍率の人気校たち。人気度の詳細は『天下一高校会湘南ver』を御覧下さいませ。
昨年藤沢市からの流動48%だった藤沢西は下げ率を抑えて堂々の同率一位に輝きました。新校舎の影響もあって大変倍率の高くなった入試でしたよね。神奈川名物の隔年現象をもろともせず、今年もその人気は続きそうですがどうでしょうか。うちの生徒たちも人数的には一番多いんじゃないかな。
もう一つの清流は、一昨年の国立大学の合格実績から注目を集めている単位制の普通科高校です。大学の授業のように自分で授業を決めて受けていくシステムは、通常の高校イメージ(クラス対抗の熱い体育祭!)とは少し違いますが、自由度が高く自分のペースがある方には良い学校です。超ちなみに、『Festa湘南』はこの地域唯一の英語表記文化祭。
この表に載っている高校以外への藤沢市からの流動を調べると、希望ヶ丘が9%、松陽は7%、横浜緑園は8%、横浜桜陽は9%、柏陽が脅威の15%(通学エリアトップ)、横浜緑ヶ丘は7%、横浜国際は6%、横浜明朋は8%、平塚江南20%、高浜は5%、平塚湘風は14%、平塚農業は8%、平塚商業は4%、綾瀬は8%、大和南は19%、大和東14%となっています。
さぁ、続いては鎌倉市!
鎌倉市流動ランキング〜公立高校編〜
1 深沢 16%
2 大船 15%
3 鎌倉 14%
鎌倉の激戦を勝ち抜いたのは、深沢!藤沢市と併せて2冠です!誰も褒めてくれないだろうから僕が褒めましょう。すごい!
そして見事に三校とも鎌倉住所の学校たちですね。そりゃそうか。大して驚きのない結果に落ち着きました。各高校のパーセンテージが少ないのは、鎌倉市の人が少ないのもあるんでしょうね。
2位に輝いた大船高校は、横浜からの流動も多めです。JR線がありますからね。山の上にある高校で、とっても真面目なイメージです。入り口までの坂は、初見だと「え?まじで?」と思うこと間違いなし。
3位の鎌倉高校については以下の記事をご参照下さい。スラムダンク好きの方はぜひ。
鎌倉市からの流動が多い高校は、金井が11%、柏陽が8%、横浜緑ヶ丘が5%、横須賀が8%、横須賀総合が4%、海洋科学が4%となっております。
それではラスト、茅ヶ崎市です。
茅ヶ崎市流動ランキング〜公立高校編〜
1 鶴嶺・茅ヶ崎西浜 42%
2 寒川 37%
3 茅ヶ崎 35%
なんだか茅ヶ崎は地元大好きって感じがするんですよね。僕も少しだけ住んでたからわかるんです。地元愛が強いイメージ。それが結果にも表れている気がします。
一位の鶴嶺は相模線の駅が最寄りですが、他エリアからだと少し行きづらいのではないでしょうか。体育祭を観に行って駅前のお店で冷やし中華を食べるのが恒例です。校門の湘南感好きです。有村架純さんもロケで来たんですよね。近くに大きな中学校が2校あって、地元感強めなイメージ。
同じく一位、表で赤く塗り忘れた茅ヶ崎西浜は、134号線の海沿いの高校。昔近くに住んでたので愛着があります。最近『神奈川高校物語』でも頭角を表してきている元気な学校です。あの辺りも開発が進んでいる模様。
寒川は厳密に言えば寒川町の高校ですが、茅ヶ崎駅からバスで行く子もいるようです。茅ヶ崎はもうその名の通り茅ヶ崎駅の目の前を通る1号線沿いの高校ですね。日本に2校だけしか実施していないナイトハイクの実施校です。
その他エリア高校への茅ヶ崎からの流動は、大楠が1%、平塚江南が15%、大磯が7%、高浜が18%、平塚農業が11%、平塚工科が11%、平塚商業が10%、小田原が6%となっています。
総評
さぁ、誰も得しない調査が終わりました。
いや、調べた僕の学びにはなりましたね。うん、そう信じたい。きっと、面談でこの知識は存分に活かせることでしょう。みんな話を聞きに来て下さい。
冗談はさておき、湘南台が相変わらず横浜からの流動が多いことや、茅ヶ崎に意外と平塚から人が来ていることなど、改めて実感した次第であります。
今や学区が(ほとんど)ない時代。自分の住んでいるところから、どんな高校への流動が多いのか知れたら、まぁ、どこかで誰かのほんのちょっとだけ高校選びの参考になるんじゃないかな。
というわけで、大いに自己満足して今日はおしまいです。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
これ、パーセンテージじゃなくて人数で調べたほうが良くね?と途中で気付いたのは内緒。また次回!
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