先日、勉強犬LINEにこんな質問が届きました。
「塾なし特色検査(難しいテスト版)対策はどうすればいいですか?」
そうですよね。特色検査は塾に行っていない子にとってはなかなかどういう風に勉強すればいいのかが分かりにくいテストかと思います。というわけで、本日のテーマは「特色検査」です。じっくり説明していきましょう。
特色検査とは何か
まずは特色検査とは何かについて知っておきましょう。
特色検査とは神奈川県の公立高校入試において一部の学校が実施する独自の試験(検査)のことです。面接や作文や難しいテストなどいくつか種類があります。一部を見てみましょう。
本日対策するのは、この中の「難しいテスト」verのものです。「自己表現検査」と呼ばれるものですね。昔の湘南高校の特色検査を載せておきます。
対策方法
特色検査で良い点を取るには3つの力が必要だというお話をよくします。
今回はその3つの力についての説明を通して、対策方法をお伝えできればと思います。最後にオススメの市販教材も紹介しますね。
なお、この3つの力というのは、便宜上色々な要素を3つにまとめたものです。こうすると伝わりが良いのです。文中には他にも⚪︎⚪︎力というものが出てきますが、それらをまとめてこの3つと呼んでいるというイメージでご覧いただくと分かりやすいかと思います。
それでは早速一つずつ見ていきましょう。
【1】教科力
最初に紹介するのは、教科力。その名の通り各教科の力です。
英数国理社だけでなく実技4教科も含みます。直接的に問われる英国の読解、数学の計算や図形を鍛えるのはもちろん、すべての教科の知識は雑学含めなるべく集めておけると心強い味方となるでしょう。
5教科の検査で点を取れれば、それだけで最高の特色検査対策にもなりますしね。
また、各教科の中でも最も重要度が高いのが国語だと思います。「相手の求めるものを返す力」である国語力が、5教科の入試含め、文字数日本一の神奈川県入試を戦う上ではキーポイントとなるでしょう。早め早めに鍛えておきましょう。日々の会話やどの教科の勉強でも鍛えられますからね。
【2】謎解き力(パズル力)
続いて紹介するのは、謎解き力です(パズルとは謎解きのことです)。
色んなパズルを解くことでルールの把握や試行錯誤をする力、活用力・推理力・空間把握能力などが鍛えられます。兎に角頭に良いのです。
また、パズルに取り組む上で最も重要なことは、謎解きを楽しめるかどうかです。楽しむ気持ちを持てる子が特色検査に向いていると言えるでしょう。
最近『創始者たち』というシリコンバレーで天才たちが奮闘する物語を読んでいますが、出てくる人出てくる人みんな謎解き好きです。なんなら暇な時間にお互い問題出しあって楽しむのです。それぐらいの好きさがあると最高ですね。
【3】情報処理能力
最後に紹介するのは、情報処理の力です。
特色検査では、グラフや資料を素早く読み取るのはもちろん、必要なものに注目し、不必要なものになるべく時間を使わないことが求められます。また、問題自体が多くの人にとって全問解くようには設計されていないので、自分が点数を取れる問題を見抜く力も重要です。
以上の3つの力を駆使して特色検査と戦うわけですが、ではどうやってその3つの力を伸ばしていけば良いのでしょうか。
まず【1】の教科力は、学校の授業や定期テスト、受験勉強を通して磨いていきましょう。要はオール5と入試500点を目指して勉強していくというわけですね。これはイメージしやすいかと思います。当ブログの入試対策のコンテンツも是非ご利用ください。
厄介なのは、【2】と【3】です。ここを鍛える機会と教材はそんなに多くありません。意識して日々日々練習を積んでいく必要があります。その為に利用できる教材を紹介しておきますね。
*算数ラボ(数学アドベンチャー)→オススメ。学年別(級別)になっているので低学年から活用可
*頭の体操→BESTを一冊買って楽しみながらやってみよう!
*天才ドリル→算数、数学の練習にもなります
*SPI検査問題(非言語)→やらなくていい問題も多いから優先順位は低め
*目で解く幾何シリーズ→難易度高めだけど数学の練習にもなります
*公立中高一貫校過去問→いろんな学校をテスト形式でやってみると時間配分の練習にもなる
*算数と国語を同時に伸ばすパズル(探偵パズル)
そういえば先日紹介した100均一のパズルも面白かったです。
こういった教材を毎日コツコツ進めていけると良いでしょう。
「もう全部やってます」みたいな方は、もっとニッチな他の教材もご紹介できますのでご連絡ください。月額3300円で勉強部への参加もオススメですよ(宣伝)。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
勉強を楽しむ度量も育てましょう。入学後も役立ちます。
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