「笑いは緊張と緩和から生まれる」
ダウンタウンの松本人志さんが言ったとされている名言です。
また、落語家の桂枝雀さんはこう述べています。
「人は快感を得る時に、緊張から解き放たれて緩和する。その【緩和】の部分が笑いだ」
こちら詳しくは「緊張の緩和理論」で調べると出てきますが、言っていることはなんとなくわかるような気がします。そういえば昔、『笑の大学』なんて映画もありましたよね。
ここでも緊張からの緩和が笑いにつながるとされていますよね。
僕も最近あるツイートでそれを実感しました。
長文ツイートが多い人はたぶん分かってくれると思うんですけど、一回さらっと書き出した余裕で文字数超えた文章をいかに意味合いを変えず文字数削減するかというゲーム性がツイッターにはありますよね。それがパチッと残り0文字にハマるとなんとも言えない高揚感があり、それに関して僕はプロの域に到
— 減ちゃん (@g_e_n_low) September 16, 2018
共感からの、緊張からの、緩和。
これを見た時僕は電車の中でしたが、思わず声が出そうになるぐらい笑ってしまいました。
で、思ったのです。
緊張と緩和は、きっと学びにもつながる。
ここで、再度松本人志さんの名言を思い出してみましょう。
「笑いは緊張と緩和から生まれる」
実はこれには二通りの解釈があるとされていて、桂枝雀さんの文言同様「受け手側の笑いの仕組みについて述べている」という説と、演者側つまりお笑い芸人側の「笑いを作る仕組み」に関しての説だという考えがあるそうです。
後者は、演者が緊張している時にとっさに生み出す一言が一番の笑いにつながるという意味合いだそう。
ともかく、これを学びバージョンに言い換えれば、
「学びは緊張と緩和から生まれる」
となります。
「となります」で、ドヤ顔をしている場合ではありません。説明しましょう。
学びは緊張と緩和から生まれる
どういうことか、2つの場合について説明します。
まずは「自分自身が学ぶ場合」のお話。
ここでいう緊張とは、負荷です。新しいことを学ぶときの大事なポイントは、インプットのタイミングで脳に負荷をかけること。「これ大事だぞ」というメッセージを受け取って脳はそれを記憶します。脳がぐっと情報を掴むのを想像してみましょう。
学びはここで終わってはいけません。『わかるとできるの違い』でも書きましたが、インプットだけで終わってしまっては良き学びにはならないのです。
良き学びには、緩和が必要です。イメージは、ぐっと持った(インプットした)アイテムを、手放す&使う(アウトプットする)感じ。入れたものを外に出してあげましょう。
言うならば、インプットとアウトプット。緊張と緩和を使うことで、忘れにくく使いやすい学びを得ることができます。
格好良く言えば、これからの時代の重要な学び方とされるアクティブラーニングなんかもこの一種ですよね。
次に、「学びを受け取る(学ばされる)場合」の緊張と緩和について。
わかりやすく適度な緊張感があったほうが、学びには効果的。イメージは、ピリッとした空気の塾や予備校ですかね。
ある程度の緊張感の中で人の話を聞くと、前述もした脳に送る「大切だぞ」メッセージが強まります。
緩和は、笑いです。緊張感のある中で、これまた適度なユーモアに触れると、脳が「この情報は快」と認識して、記憶に残りやすいといいます。
授業などを受ける際、面白さや楽しさがあると頭に残りやすいのと一緒ですね。
教える側は、この「緊張と緩和」をちょっぴり意識して指導できるといいかもしれません。
本日は、「学びは緊張と緩和から生まれる」というお話でした。
最後に、上記のツイートに返信した僕なりの緊張と緩和。
これは同感だが、最後がいただけない。文字数とは無視してはならないルールである。実際にこの呟きもそうだが、要点を纏めれば140字というのは決して短くない。ポイントは相手の求めているものを返す力、つまり国語力だ。私ほどの手練れならば見ての通り自らの趣旨をルールの中で伝える事はお茶の子さ
— 勉強犬 (@homekobetsu) September 18, 2018
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
「滑ってるよ」とかいらないです。
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