「先生!これ新しい本じゃん!」
そう言って、とびつくように本棚に向かう子がいました。
そこで手に取ったがこの本。
早速ページを捲り、足利義満に気に入られる世阿弥のページを見て笑っておりました。
歴史人物たちの物語が6コマのマンガで綴られています。こんな感じ。
左ページの解説もしっかりしていて、学びが深められます。
一周目は漫画を、二周目は説明も併せて読む、なんて読み方もアリかもしれないです。こう言った気軽に読み進められる本が、歴史を知る一つのとっかかりになるといいですよね。
巻末には、テストもあります。
くり返し学べる良書だと思います。
個人的には天皇や近代をもう少し厚めにして欲しかった感がありますが、まぁ、子どもたちが見て楽しむ分にはちょうどいいでしょう。
楽しみながら学ぶと、知識を得られるスピードが驚異的になりますからね。定着できるように、こちらでもフォローしていきたいと思います。
12才までとありますが、本書では漢字がしっかり使われています。その理由を、「おわりに」で陰山先生はこうおっしゃっています。
漢字は表意文字であり、見ただけで意味がある程度、想像できます。また、歴史用語は固有名詞が多く、漢字の組み合わせは固定されます。つまり、漢字をそのまま学習することで、人物や出来事の内容をより早く、確実に頭の中に定着させることができるのです。
振り仮名はちゃんと振ってあるので安心。
ちなみに、神奈川県高校入試の社会では、こういった一問一答の問題はほとんど出てきません。こちらを見ていただけるとわかりやすいですかね。
ただ、それはこういった一問一答形式の問題が不必要ということではありません。
逆に、こういった一問一答の問題にきちんと答えられないと、問題を解くために使う材料がなく、正解まで辿り着けないのです。
どうせ知識を増やすなら、つまらない作業のようにするのではなく、なるべく楽しんでやりたいですよね。
そんな楽しい学びのお供に、ぜひ。
漫画で歴史を極める隊が教室にはおります。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
次回作の参考にしよう。
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