過去のいくつかの記事で、
今必要な力の話をしました。
それは「活用力」なんて呼ばれたりしますが、
今日はたまたま見つけてきた問題で、
実際のあなた自身の「活用力」を試してみましょう。
今回のテーマは「力試し」です。
お気軽に。
では、早速問題をご紹介しましょう。
内容はいたって簡単!
ちょっと読んで考えてみてください。
ホテルで3人の客が、一人1000円ずつ合計で3000円払った。
でも、料金は2500円だったので、ボーイが500円を返した。
500円を3人で分けることができなかったので、
3人はボーイにチップとして200円を渡したことにして、一人ずつ100円をもらった。
ボーイに200円を渡したので、3000円-200円=2800円使ったことになる。
ところが、一人100円もらったので、一人ずつ900円を払ったことになり、
3人の合計は900円×3=2700円。
あれ?100円はどこへいったのだろう?
いかがでしょうか。
少しお時間とってもかまいません。
100円の行方を考えてみましょう。
答えです。
払ったお金は3000円と200円で3200円。
そこから500円が戻ったとすると、3200-500=2700円が正解。
100円は消えていない。
つまり、問題文中の200円は、引くのでなく足すんですね。
はい、イラッとしますね。
だけど、こういうカラクリを見抜く力(しかももっと高難易度の!)が、
実際に公立中高一貫校の適性検査や、
これからの大学入試改革では求められてくるのです。
もちろん、就職活動やお仕事でも必要そうですよね。
実はこういった力を一番つけやすいのが、
小学生〜高校生の時期でもあります。
なんたって、死に物狂いで勉強する、多くの問題を解く、
いわば大義名分がありますからね。
「受験」というやつは、
こういった実力を伸ばすのに最も効果的な壁です。
人間は「希望」と「危機感」で動きます。
そのどちらもくすぐる、
「受験」とは、とっても魅力的な壁なのです。
はい、なぜかいきなりのボルト。
このボルトさんと、
100メートル走を「よーいどん」で競争したら、
間違いなく負けますが、
もしも自分だけ一時間前にスタートできたらどうでしょう?
ほとんど負けないと思います。
実は、「受験」とは、
そういった反則スタートが出来る競技でもあります。
「中学受験」も「高校受験」も「大学受験」も、
ゴールは一緒。
でも、スタートはいつからでも出来る。
いつやるの?
答えが閃いたら、
その通りスタートしてみましょう。
あなたの力は、まだまだ伸ばせます。
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