「国語が苦手」というゲーム好きな生徒がいたので、「じゃあ国語とゲームを合体させよう」ということで、早速作ってみました。
その名も「国語クエスト」。何とも安直ですね。WORDの3D画像機能を使って、それらしい表紙も完成です。
文章作るのがちょっと大変でしたが、僕もドラクエ・FF世代ですので、楽しく書けました。まぁ、中身に関しては、大事なのは成長につながるかどうかなので、少しずつ手直ししていこうと思います。
精霊からのヒントコーナーは、最近読み返したバーティミアスを参考にしています。あの小説、欄外が面白いんだよね。
早速何人かの生徒たちにお試しでやってもらいました。やっぱり男の子の方が食いつきよし。漢字が容赦ないのでフリガナバージョンも考えましたが、わからない言葉などは調べてやってもらいました(傍線部とかは僕の失敗)。小4でもできる子はそこそこやれていましたね。
肝心の国語が苦手な生徒は、作成した数枚をやった後、「先生、新しいのないの?これ面白い」という感想をくれました。どうやらハマってくれた様子です。
「最新作までは時間がかかるから、学んだことをこちらで活かそう!」と教材を変えてガツガツ解いてもらっています。きっかけさえ掴めれば国語を学ぶって面白いんですよね。
国語がわかれば、君がどこにいても、たった本一つでいつだって、さらに広く深い世界へ旅立つことができる。自分自身の手で、どんどん世界を広げていけるからね。
その子は特に接続語の持つ意味の抽象化・具体化が面白いようで、「今のを抽象的にすると?」「それを具体的にいうと?」という質問をするとウキャウキャしながら考えてくれるようになりました。
僕はよく「国語力とは、相手の求めているものを返す力」で、それには「語彙・論理的思考・ルール(文法)・伝え方、の4つが大事」という話をするのですが、
「楽しく能動的に学ぶ」っていうのは、そのどれもに必要で重要なことだと思うんですよね。
会話が楽しいように。読書が楽しいように。ゲームが楽しいように。謎解きが楽しいように。雑談が楽しいように。人と繋がるってことが楽しいように。
国語も楽しめますように。
そんな願いを込めた、新アイテムのご紹介でした。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
サンプルを解きながら「フジサワ城じゃなくてムラオカ城(実在)がいいと思います」と指摘してくれた中3生にも感謝。一緒に作っていく教材ってのもありかな。
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