たとえ学校に行っていなくても、神奈川県公立高校受検のシステムとしては、テストと面接の得点次第で、公立高校への合格が可能です。
入試に向けて勉強しなくちゃということで言えば、学校に行けていても行けていなくてもやることは一緒。入試で得点を取ることが一つの大きな目標になります。
でも、学校に行けていなければ、勉強の中身も当然ちんぷんかんぷんな場合が多いですよね。そんなときに一体何をどこから始めたらいいのか。それが本日のテーマです。
「0からの受験勉強」と題して、シンプルに説明をしていきましょう。中3生に説明をする設定です。まずは数学から。
完全に個人的意見なので、参考程度にご覧くださいませ。
0からの受験勉強 数学編
まずは結論から申し上げましょう。
数学は、まず計算を固めるのです。
計算ってどこ?ってなりますよね。学習系統図を見てみましょう。
計算とは、この図の緑色のラインのことです。
単元で言えば、「正負の数」「文字と式」「方程式」「式の計算」「連立方程式」「展開・因数分解」「平方根」「二次方程式」ですね。
理由は簡単。比較的難易度がやさしい上に、入試の得点に直結しているからです。
逆に、グラフや図形単元は難易度が高い上に、入試問題自体も難しいので点数に結びつきにくいです。ちょっと入試問題を見てみればわかります。
ね。まず狙うは問1。だって、そのまんま出るんだもん。もちろん、グラフや図形単元においても必要な知識なので、ゆくゆくそういった問題に取り組むことを考えても、やっぱり最初にやるべきは計算単元です。
計算単元は大きく分けて「普通の計算」と「=で結ばれた式」に分かれます。
まずは「普通の計算」を説明していきましょう。
まず「正負の数」単元でプラスマイナスの符号を理解しましょう。「足し算引き算ルール」と「掛け算割り算ルール」を把握しないと先へ進めません。ちなみに、とっても苦手なら、分数は後回しにしてもいいと思います。
次は「文字と式」「式の計算」単元で文字のルールを把握です。5a-aを5とかやらないように。5a-aは4aですからね。2乗や分配法則もここで一緒に理解してしまいましょう。
続いて、「展開・因数分解」単元です。公式など使えるようにしておきましょう。「工夫して計算する問題」などは後回しにして大丈夫です。まずは基本的な計算ができるように。
最後に、「平方根」単元です。平方根の意味と使い方を知りましょう。
ここまでくると、できることが増えて、少し心の力も伸びてきているはずです。後回しにしていた部分にチャレンジしてみましょう。特に分数はしっかり理解しておきたいところです。
そして、せっかく学んだことを忘れないようにするために、最低でも一週間に3回ぐらいはここまでの単元の復習テストを行うといいでしょう。やればやった分、正確さとスピードも上がります。
ここまで来れば、残る「=で結ばれた式」つまり「方程式三兄弟」も楽勝です。一次方程式、連立方程式、二次方程式のことね。
彼らの特徴は、合間の計算で分数を消せることです。「普通の計算」では消せません(通分をする)。この2つがごっちゃになると絶対間違えるので、整理をしておきましょう。最小公倍数をかけて分数を消せるのは「=で結ばれた式」の計算のみです。
「方程式」単元では、等式のルールをしっかり理解ね。「連立方程式」単元では、長い計算になれましょう。「二次方程式」単元では因数分解や平方根の復習と、解の公式を使えるようにね。
こうして無事に計算が網羅できたら、後はひたすら繰り返し。入試の大問1や2みたいに、それぞれの計算が入り混じった問題をとにかく解きましょう。
そこから先の道はいくつもに分かれます。
「関数」単元に進むもよし、「資料の活用」単元や「確率」単元をやるもよし、基本的には学習系統図の赤い50点ラインを参考に進んでいただければと思います。迷ったら、僕でよければLINEください。
また、目標(目指す高校)によっても進む道は変わるので、行きたい高校とセットで進む道のりを考えられるといいかもね。
そのお話はまた次回。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
0からの受験勉強法シリーズ開幕です。
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