こんにちは、塾ブロガーの勉強犬です。ただ、よく自分が塾ブログを書いている人(犬)ということを忘れます。「ブロガー」と名乗るのもちょっと恥ずかしいですしね。
しかし、そんな僕も原点に立ち返って、今日はとっても塾っぽいブログ記事をお送りしましょう。LINE@から頂戴したご質問に答える形です。
今回のご質問は「小中学生のうちから身につけさせたい勉強にも役立つ習慣はありますか?」というもの。
それでは早速、僕なりの考えを記していきます。参考になれば幸いです。
覚える
まず最初の習慣は、「覚える」です。
先日、Twitterでもこんなつぶやきをしました。
普段から「覚える癖」がついている子は、テスト勉強もスムーズ。日々のちょっとした意識の違いで差がついていくから、テレビ見ながらや本を読みながら、名前とか地名とか覚える練習、頭を使う練習をしていくといいかもね。
— 勉強犬 (@homekobetsu) October 25, 2019
例えばでいうと、テレビで流れていたニュースの内容や用語をなるべくそこで暗記しちゃう、読書しながら登場人物の名前を覚えちゃう、などが挙げられますね。
自分に関係なさそうな情報を、「必要ないから」と捨てるのではなくて、暗記の練習にちょっと頭に残してみるのです。
それを続けていくと、暗記への抵抗がなくなったり、情報をキャッチする力が強くなったりで、後々の勉強に大いに役立ちますよ。
また、さらに慣れてくると、あんまり意識しなくとも、情報を頭に保持しておくことが自然になります。
授業中に暗記をすべて終える子とか居ますよね。それができると、テスト勉強も楽チンですよね。
さらにさらに、情報を頭に残しておくということは、スピーディーな対応につながります。
判断までの時間が少なくて済むということですね。テレビでサッカーの試合見たい時に何チャンネルか覚えておいたら、ボタン一つで見れます。覚えておかないと、調べてから回さなくちゃいけません。
「え、そんぐらいいいでしょ」と思うかもしれませんが、こういう積み重ねが時間の差を生むのです。塵も積もればなんとやら。人間って、一生で半年近くも探しものしている計算になるらしいですよ。
さらにさらにさらに、情報を頭に残しておくということは、知識の広がりやすさにもつながります。
例えば、テレビで見た相模原市のニュースで、田名という地名を頭に残しておいたとしたら、遺跡のニュースで田名が出てきたり、たまたま近くを通ったりすると「あ、田名だ」と認識が強まりますよね。横浜の田奈を知ったときも「あ、神奈川にたなって2つあるんだ…」と理解が深まります。こうやってリンクさせながら知識を増やせるわけです。
他にも、情報の取捨選択がうまくなったり、興味の範囲が広がったりと、良き効果が沢山あります。
ね、覚える習慣、つけておいて損はないでしょう。
そして、この習慣を鍛える一番の方法は、親子で会話することです。家族の話の中身って、子どもはすごく気にするし、大切にするんですよね。
会話の中で色んなワードを出して、頭に残す練習をしましょう。語彙も増えるし、コミュニケーションも増えるし、一石二鳥どころか大群が獲れますね。
長時間思考する
続いての習慣は、「長時間思考する」です。
言い換えれば、長い時間答えを探すことに慣れるってことですかね。
これに慣れておかないと、すぐに問題の答えを見るようになったり、集中力の使い方が下手くそになったり、勉強でも不利になりがちです。
大人でも難しいことは承知で書きますが、本来「考えること」って楽しいことなんですよね。一種の娯楽なんです。
そんな楽しみに気づいてもらうためにも、長時間思考する習慣は身に付けさせたいものです。
また、長時間思考することで、投げ出さない力や諦めない気持ちが強くなっていきます。これまたもちろん勉強ですこぶる役に立ちますよね。
この力をつけるためには、当然ですが長い時間考えさせることです。市販でも低学年向けのパズルや良い教材など売ってますし、一日一題とかでうんと悩む時間を設けてもいいですよね。
一応オススメ教材をご紹介しておきます。「算数と国語を同時に鍛えるパズル」。小学校低学年なら、入門編か初級編がオススメです。
中身が気になる方は、レビューがこちら。
失敗する
最後に紹介する習慣は、「失敗する」です。
おいおい、失敗しちゃ駄目でしょ、と思いますか?
いやいや、「失敗しない人は何もしない人」ですよ。僕が言いたいのは、色んなことに挑戦する習慣をつけてほしいということです。ならそう言えって?すみません。でも、失敗することへの恐怖心やイメージを変えてほしいっていう想いを込めてあるのです。
僕が思う最高の子育て、それは子どものうちにとにかく色んな体験をさせることです。勉強でも運動でも、うまくいくことでもそうじゃないことでも、楽しいことでもつまらないことでも、何でも構いないと思います。色んなことをやるから、そこできっとたくさん失敗するでしょう。失敗して失敗して失敗して、だけどその分成功も体験するでしょう。その一つ一つや、そんな過程が大切なのです。
それらの経験を経て、「あ、失敗は嫌だけど、悪いことじゃないんだ」なんて風に思えたらいいですね。
勉強は、成功と失敗の繰り返しです。いや、当たり前ですが、失敗のほうが断然多いです。その失敗に対して、過度なマイナスイメージを持たせないようにできるといいですよね。それは勉強だけではなくて、人生においても大切な考え方になるはずです。
あ、もちろん大人側としては、子どもへの存在承認を大切に。行動承認や結果承認だけでは、失敗を悪いものだと思いがちですからね。
以上が、僕の考える3つの習慣です。
改めてまとめておきましょう。
- 覚える(テレビや本や会話の内容をなるべく頭に残す)
- 長時間思考する(投げ出さない力や諦めない気持ちを育てる)
- 失敗する(沢山色んなことに挑戦する)
たった三行で言えることを、長々説明してしまいましたね。
失礼しました。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
こんな僕でよければ、質問募集中です。
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