こんにちは、勉強犬です。
今回のテストで、苦手だった理科社会をグーンと上げてきた子がいまして、
「要因は?」と訊くと、「(内容が)楽しかったから」とニコニコしながら答えてくれました。興味が持てるってやっぱり最高の武器ですよね。
さらに深く突っ込んで、「なんで楽しくなったの?」と(手前味噌ながら)訊くと、塾での授業はもちろん、ある本をオススメしてくれました。そこで興味のきっかけを得たそうです。
それが冒頭の2冊。ゆる4コマ教室。ちょっと一つずつ見ていきましょう。
ゆる4コマ教室 中学歴史版
冒頭から斬新な設定で歴史を学ぶことになる主人公のレキシくんですが、最初はこんなことを言っています。
「だって歴史ってつまんないんだもん。過去の事ばっかり!」
そこへある人が現れて、こう返します。
「昔の事を知っても意味はない!?とんでもない!我々は過去の失敗から学ぶ事でより良い未来を作れるんだ」
その通り。いや、もっと言えば意味などなくてもワクワク楽しみながら学べるといいですよね。その要素が歴史にはあるのです。壮大なエンターテイメントですからね。
この本でも、数々の小ネタに笑いながら、歴史の有名どころに触れることができます。まずは軽く流しながらでも一巡するのがいいでしょう。塾や学校の授業で二巡目するときの理解が深まるかもしれません。
ネタが大人向けのものも若干ありますが、それを使って子どもとコミュニケーションを取るという手もあります。大人も子どもも一緒になってクスクス笑いながら歴史の世界に浸かりましょう。
ゆる4コマ教室 中学理科版
こちらは理科版。いろんな場所へワープする本を使って、様々な分野の世界で、物語が繰り広げられます。
中学理科は、物理化学生物地学の4分野を3学年で1単元ずつ学びますから、大きく分けて全部で12単元(自然界のつながりを生物としてカウント)。
この本では、その12分野を面白おかしく導入してくれています。
大人でも、子どもでも、苦手なものに取り組むときには、ある程度の心の力が必要です。
それはやる気だったりテンションだったり「これならいけそう」みたいな感覚だったりします。それを持って、最初の一歩を踏み出すと、案外歩いていけちゃったりするんですよね。
だからこそ、最初の一歩が大事。この本たちは、そのハードルをうまく下げてくれるんです。とっつきやすくしてくれるわけですね。
目を向けてみれば、その楽しみがわかるかもしれない。知ってみれば、「え?なんで?」が気になるかもしれない。
そこで「知ったら面白かった」「やったらできた」が増えれば、心の力はどんどん貯まっていきます。新しいことに対しても、いつの間にかすんなり一歩目を踏み出せるようになっていくでしょう。
さ。どうしても理科社会が好きになれない漫画付きのあなた。この本で、その一歩目、スタートしてみませんか。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
ある程度その科目が得意な子に読ませると「作者の意図がわかって面白い」そう。上級者読み。
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