しくじり先生という番組が好きです。
今日のスペシャルでは、『資本論』を書いたカール・マルクスのしくじりを、
オリエンタルラジオの中田さんが素晴らしい授業で解説されていました。
聖書に次いで世界で二番目に読まれた本といわれる『資本論』を、
「格差をなくそうと書かれた本」とシンプルにまとめ、
マルクスの人生からソ連崩壊までをグループワーク等を使って、
各々の生徒に考え(イマジン)させ進めていくその授業は、
まさに圧巻でした。練習して土曜特別講義でも使いたいですね。
さて、しくじり先生。
「しくじりから学ぼう」がこの番組のテーマ。
それって、生徒たちにとっても大事なことです。
というわけで本日は、勉強界からTV界に輸入された「しくじり先生」が、
TV界から勉強界へ逆輸入です!
「しくじるから学ぶ勉強術」がテーマです!
「失敗」を知ることが大事。
成功には矢敗が必要不可欠ですが、
失敗がなければ、失敗から学ぶことは出来ません。
でも、失敗は怖い。成功したいって本気で思っているからこそ、怖い。
チャレンジは大事で、失敗は大切って知っているけど、怖い。
誰だってそうですよね。
失敗しない人は、何もしない人。
このブログでも度々登場する言葉ですが、
どうしても怖い人には、いい方法があります。
それは、誰かの矢敗を知ることです。
もちろん、成長に一番効果的なのは自分の失敗でしょうが、
他人の矢敗も教訓にできれば大きな経験になります。
歴史の授業や友達の失敗談を自分の糧にしましょう。
親や講師は成功体験を語るより、失敗談を話したほうが、
生徒たちが活かせるかもしれません。
次は矢敗を知る時のコツをお伝えします。
あ、しくじり!(文中いくつか失敗が矢敗になっています)
そこに隠された物語を知ること。
失敗は、失敗だけでは機能しません。
それで終わってしまうと、同じ失敗を繰り返すことになってしまいます。
なぜ失敗したのか。
そのストーリーを知ることが大切です。
それを考えることが大事なのです。
織田信長が天下を取れなかったのはなぜ?
日本に原爆が落とされてしまったのはなぜ?
ソ連が崩壊したのは?ギリシャが破産したのは?
あなたが失敗したのは、なぜ?
そこに物語が隠されています。
私が学生講師時代、
いつもは英語が得意な生徒のA君が、学校の英語のテストで、
50点という信じられない点数を取ってきました。
本人は落ち込んで泣きそうで、先生たちは慌てふためきました。
そんな時、慌てる僕らを見て塾長は言いました。
「答案を見せてもらって、理由を検証しようか」
理由を検証した所、
英語のテストの最初に行われたリスニングが、
席と放送の悪さの関係で、ボロボロだったことがわかりました。
本人にも相当な動揺があったのだと思います。
その動揺をしたまま、他の問題に取り組んでいったことが、
今回の失敗の一番の原因でした。
それを知ったA君はその失敗を乗り越え、
次回のテストで満点を取りました。
あの時検証を怠ったとしたら…。
はたして同じ結果は訪れていたでしょうか。
このように失敗の裏側にある物語を知ることが、
成長のための大きな一歩になるのです。
ケアレスミス退治。
誰もに経験のある勉強においてのしくじりといえば、
ケアレスミスですね。
しかし、このケアレスミス。
恐ろしいことに、神出鬼没で正体が不明です。
一概にケアレスミスといっても、理由が様々なのです。
今日のテーマは「しくじりから学ぶ」。
さぁ、今日学んだノウハウを活かして、この勉強最大の敵と闘ってみましょう。
まず「失敗を知ること」が大事でしたね。
人のケアレスミス、自分のケアレスミス、まずはその事例を集めましょう。
テストの答案、ワークの間違え、ノートの端っこ、
至る所に奴は隠れています。
事例を集めたら、その物語を知るんでしたね。
なぜ間違えたのか。検証しましょう。
時間がなかった?焦ってた?気持ちの問題?体調の問題?
そもそもわからなかった?邪魔が入った?問題を勘違いしていた?
さぁ、そのケアレスミスはどんなストーリーで生まれたのでしょうか。
これを知ることができれば、
解決策が見つけられます。
- 時間がなかった→スピードをつける練習を。テストの受け方のコツを身に付ける。
- わからなかった→準備不足。準備をしっかりとする。
- 勘違い→問題を見るではなく「読む」ことを意識。小さく声を出すなど。
- 体調不良→治す。
解決策は一例ですが、
困ったら先生に相談してみましょう。
とにかくまずはケアレスミスをケアレスミスとせず、
そこに秘められた物語を知ることが大切です。
それを知れば、解決策を考えることは難しいことではありません。
あなた自身が「しくじり先生」になって、
失敗から学ぶのです。その姿勢が、成長の秘訣です。
そして、幸せになるために大切なことでもあります。
しくじりは、時が経てば、
笑い話に出来ます。
ぜひ、しくじりを次へのステップとして、
ハッピーな人生を掴みに行きましょう。
長くなってしまいました。
人はしくじって懐を大きくする。大切にしよう、失敗をね。
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