(暗転。タモリ風の人が語る)
世の中には色んな「そんな手があったか!」が溢れています。
本日はそんな偉人や有名企業の「その手があったか!技」をご紹介。
「その手があったか!」の世界にあなたをお連れします。
(世にも奇妙な物語の音楽スタート)
第一話:発明王エジソンさんの「その手があったか!」:未来を読む
エジソンは考えました。
どうやったら研究費の心配がなくなるか。
電球の実用化に成功したエジソンですが、
考えていたのは「電球で大稼ぎだ!」よりも、もっと先の事でした。
電球が普及すれば、電力が必要になる。
そこでエジソンは電力供給会社を設立し、電気の供給を行いました。
そしてこれが的中。
研究費の心配はなくなり、研究に没頭できるようになりました。
第二話:大監督ジョージ・ルーカスさんの「その手があったか!」:想像力
映画監督のルーカスは、「スターウォーズ」を映画配給会社に持ち込んだ時、
ある交渉をします。
それは、自分の監督としての報酬は低くてもかまわないから、
代わりに作品に関わる一切の権利を譲渡してほしい、というもの。
配給会社は「どうせ売れないマニア向けのSF映画だし、監督代が安く済むならいいか」
とその申し出を受け入れました。蓋を開けてみると、映画は大ヒット。
そしてもっと大ヒットしたのが、キャラクターグッズです。
当時の映画業界では考えられない事でした。
ルーカスはこの収支を元手に自分の映像制作会社を立ち上げました。
第三話:大阪万博での「その手があったか!」:行動誘導
1970年に開催された大阪万博。
主催者はある問題に悩まされていました。
それは、入場時間になってゲートが開くと同時に走り出す人の群れ。
警備員が「走らないで!」といっても効果なし。
いつ事故が起こってもおかしくない状況でした。
そこで主催者が行ったのは、入場者に小さな会場案内図を配る事。
走りながら小さな文字は読めないので、走る人は減ったそうです。
第四話:あるドーナツ屋さんの「その手があったか!」:ゴールから見る
そのドーナツ屋さんは、チラシの配布や派手な宣伝をする事なく、
お店の認知度を上げ、しかも口コミまで起こしました。
その作戦とは「ドーナツの無料配布」です。
しかも、一人に一つではなく、一人に一箱(12個入り)。
ドーナツを配ったのはお昼時。ターゲットはOLさんでした。
箱を受け取ったOLさんは会社に戻ります。
一人で12個は多いですから、オフィスの同僚と分けますね。
「タダで配ってたの」そう言われたらどんなお店か気になります。
たちまち出来る行列。待っている間にもドーナツは配られます。
こうして口コミは広がっていき、
最終的にはコスト以上の売上げとなって返ってきたのです。
ゴールから見て、何をすべきか考えた結果ですね。
先を見ましょう。未来を見ましょう。広い世界をイメージしてみましょう。
一見難しい状況でも、打開策はあるかもしれません。
自分をハッピーにするのはいつも自分です。
そんな考える訓練をするためにも、学生のうちは学ぶことを頑張りましょう。
そこで得た知識や頑張る力は、必ずその先の人生で、
あなたの大きな力となってくれるはずです。
次の「その手があったか!」を生むのは、
あなたかもしれません。
0コメント