神奈川県の公立高校入試には、面接があります。
選考の際には、内申と学力検査と併せて1000点満点にした際の「200点分」を占めるとあって、気は抜けません。
また、「高校入試面接で差がつく高校とつかない高校」で説明した通り、今までのデータを見れば、各々の高校で面接の得点差がつきやすいかどうかも分かりますが、今年は変わるかもしれません。
どちらにせよ、気合を入れて、万全の準備のもとで臨むようにしましょう。
では、どうやって対策していくのがいいのでしょうか。
公立高校入試の面接は、何を尋ねられるかが事前にわかる
神奈川県の公立高校入試の面接では、何を尋ねられるかが事前にわかります。
それは、春頃に公表された「選考基準」に載っています。例えば、この藤沢地域であれば、こんな感じです。他の地域はリンク先でご確認ください。
右側の方の◯とか■とかついているのが、面接の評価の観点です。ちょっと詳しく説明していきましょう。
面接の評価の観点とは
まず、各校共通の評価の観点としては、
- 入学希望の理由
- 中学校での教科等に対する学習意欲
- 中学3年間での教科等以外の活動に対する意欲
が挙げられます。これは事前に面接シートにも記入しますよね。「僕はこういう人間で、こういう理由で貴校に入りたいんです!」というところです。
それ以外の観点については、各校で扱われ方が異なります。以下の観点があるわけですが、どこを見るかが学校ごとに違うんですね。それを表したものがさっきの表になります。
- 高校での教科・科目等に対する学習意欲
- 高校での教科・科目等以外の活動に対する学習意欲
- 学校・学科等の特色理解
- 将来の展望
- 面接の態度
どんな観点が見られることが多いのか、全県模試さんのデータも参考に、ちょいと以下にまとめてみました。
その他には例えば「教科学習と部活動や行事等の活動との両立に対して主体的に取り組む意欲(鶴嶺など)」や「受検者の長所・短所(大和南など)」が含まれます。
図からは、今年度の入試(前回)も来年度の入試(今回)も、「高校での教科への学習意欲・教科以外での意欲」を問われることが多いことがわかりますね。つまり、入ってどんなことにどんな風に力を入れたいかが問われるということです。面接シートにも記入が必要です。
面接の態度も問われる高校が多いですね。ただし、そんなに心配しなくても大丈夫です。質問された相手の目を見て、元気にハキハキ答えられれば、何も問題はありません。
以上の様々な評価の観点から、「各高校の求めているもの」がわかります。さらに志望校のHPなどを読み込んで、どんな人物を求めているのかを追求することが、面接で点数を貰うことはもちろん、入学後の自身の助けにつながります。
早めに観点を把握して、志望校への理解を深めましょう。
面接の対策は?
面接において、どの質問に対しても求められるのは「具体性」です。具体とは、お互いがイメージできるということです。「頑張った」は抽象的で、「このワークを100ページやった」は具体的です。「野球選手」よりも「イチロー」の方が具体的ですよね。
では、最後に自分が話すことを具体的にするコツをお伝えしましょう。
それは、エピソードを使うことです。エピソードとは小さな物語のことですね。自分が言いたいことを、小さな物語にして言うことで、具体性が増します。
「貴校の先輩たちが素敵でした」よりも「貴校の説明会に伺った際に、先輩たちが元気よく笑顔で挨拶してくださり、緊張が解けました。有り難かったです」の方が、先輩たちの素敵さが伝わりますよね。
より詳しくは、「高校受験・大学受験の面接対策!質問の答え方がわかる大問先生の面接攻略法」をご覧ください。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
面接は、高校入試だけじゃなくて、その先でも必要だよね。「国語力」鍛えるべし!
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