県から、神奈川県公立高校入試の選考基準や特色検査の概要が発表されました。
昨年はこのタイミングで「選考基準ってなんや!?」という疑問について説明しましたね。
今年も同じく「選考基準って何!?」について軽く説明しておきたいと思います。
神奈川県公立高校の選考は、【一次選考】が内申と学力検査と面接と特色検査で、【二次選考】が学力検査と面接と特色検査で合否を判定します。その合否の判定の各高校における計算方法が書いてあるのが、「選考基準」というものなんですね。
さらに、「面接で何を聞かれるのか」についても書いてあります。要チェックです。
なお、入試の詳しい仕組みをもっと知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。
それでは中身を見ていきましょう。
選考基準表の見方
実は県教委のページには、「見方」のプリントもあるんですね。
ただ正直文字が多いです。神奈川県入試は文字数が多いことで有名なので、それに向けた試練なのかもしれませんが、テストではないので無視をしても構わないでしょう。
今回は、受検生や受験生の保護者の方々がこの表やページのどこを見たらいいのか、ポイントをまとめてみました。
選考基準表の見るべきポイント
見るべきポイントは3つです。
選考基準
まずはその名の通り、選考基準。これはそれを確認するための表ですからね。
まず、志望校がいくつか決まっている方は、その高校の名前を探しましょう。全日制や定時制、専門学科やインクルーシブなど多岐に分かれていて20ページ以上あるので迷子にならないように注意です。
さぁ、気になる高校見つけましたか?そしたら、後はもう楽ちんです。
我が湘南鎌倉茅ヶ崎地域のページを使って、どこを見たらいいのか確認してみましょう。
この赤枠つけたところがポイントです。「学力検査の科目」「特色検査の有無」をささっと確認したら、「一次選考」と「二次選考」の比率と重点化を確認しましょう。
一次選考で言えば、一般的に、(内申)4:(学力検査)4:(面接)2がバランス型で中堅校に多く、5:3:2が内申重視で偏差値下位校に多く、3:5:2が学力検査重視で上位校に多くなっています。2:6:2なんて高校もあるので余裕があったら探してみてください。
特色検査がある高校を受ける子は、その比率にも注目です。重点化というのは点数の計算の仕方が特殊な学校です。
これらの情報から各高校がどんな人物を求めているのかが何となくわかりますね。もちろん比率がどうだろうが内申も学力検査も面接も特色検査も全部大切なのですが、この情報も高校の特色の一つとして少しだけ頭に入れておくといいでしょう。無理に覚えなくてもいいです。そのぐらいの情報です。
なお、余談ですが、志望校が決まっていないという方はこちらの記事を参考にしてみてください。
面接で何を訊かれるのか
次に確認しておくと良いのが、「面接で何を訊かれるか」です。実は神奈川県公立高校入試の場合は、面接で採点される質問が事前にわかるんですね。
それがこの赤枠の部分です。面接の評価の観点というものですね。ここについて詳しく知りたい方は、『面接の評価の観点詳しく見る』という誰得の記事をご覧ください。
もちろんこの情報もたとえ志望校のものだとしても覚えなくていいです。ゆくゆく面接練習などの際に確認すると思うので、上記の選考基準と併せて、こういった情報がここに書かれていることだけ知っておくといいでしょう。
特色検査の内容
冒頭の県のページに飛ぶと、「安全ではありません」と出ますが気にしなくて大丈夫だと思います。残る注目ポイントはそこではなくて、一番下にスクロールした先のここです。
そこには「特色検査の概要」ということで、「自己表現検査の概要」と「実技検査の概要」というリンクがあります。
志望する高校が特色検査実施校であれば一応確認しておきましょう。一応ここにも載せておきます。
例えば、学力向上進学重点校とエントリー校は、学力検査とは別に、自己表現検査(特色検査)という難しいテストを行います。新しくエントリー校になった横浜国際高校は注意。
続いて実技です。
神奈川総合おもしろいなぁ。
以上が、見るべき3つのポイントです。
つまり、受験生にとって「必ず覚えなくちゃならない超重要ポイント」みたいなものはありません。ジロジロ見なくても大丈夫です。その時間があれば、自身の成長に時間を使いましょう。情報は使えるタイミングで使うのがベストです。
さぁ、勝負はもう始まっていますね。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
「受験がやってくる!」という気合入れの一つに使うのがいいかもしれません。
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