今年もこの時期がやってまいりました。
センター試験。この言葉の響きには、沢山の思い出が詰まっています。
教育改革の波に飲まれ、大学入学共通テストへの移行が決定しましたが、なんとも感慨深いものです。思い出を振り返るとともに、平均点についても見ていきましょう。
センター試験の平均点推移
センター試験の過去2年分の平均点はこのような形です。
科目名の横に/200などと書かれているものは満点が100点ではないもの。また、赤色の点数は平均が低かったもの、緑色の点数は高かったものという見方です。
センター試験はよく「前の年に(平均点が)高かった科目は次の年に低くなる」と言われます。その逆もまた然り。2016〜2017の国語や英語、数学なんかもその傾向が出ていますね。
ただし、化学のように二年連続で難しいということももちろんあり得ます。つまり、完璧な予想は難しいということ。やるべきことをやるのが、やっぱり一番の近道です。そうは言っても何となく知りたいという方のために、個人的な考えを下記に記しておきました。
センター試験2018の平均点予想と直前の対策
活用力(思考力・判断力・表現力)を問う大学入学共通テストへの移行を控え、センター試験の出題傾向にも多少の変化があるでしょうか。
問題傾向が変わったりすると、例年の過去問などで対策している受験生たちの動揺を誘い、平均点が低くなるということも考えられます。
それも踏まえて、今年のセンター試験の平均点を予想してみましょう。同時に、直前の対策も記してあります。
まずは【国語】。順当にいけば易化で平均点は上がる可能性が高いですが、個人的に古文が難化するんじゃないかと踏んでいます。昨年同様、もしくは若干易化した54〜55%で推移するのではないでしょうか。問題傾向や練習してきたものとは違う傾向の出題があった時も、動揺せずに取り組めるよう、心の準備をしておきましょう。
【数学】は変わらないか難化、つまり60〜55%あたりが予想されます。IAでは基本的な出題で凡ミスをしないこと。ⅡBでは時間配分に気をつけること。どちらも始まったら解答用紙をざっと見てある程度出題を把握するのがオススメです。ここでも「なんだこれ」というような問題への焦りは禁物。あなたが焦っている時はみんな焦りますから、落ち着いて考えてみましょう。
【英語】はぐっと難しくなる予感がありますが、読解重視の傾向は変わらないと思います。配点の大きい問6など落とさないように練習を積みましょう。物語文は今年も出るかな。時間配分も重要なので、過去問などを時間を余らせて解く練習を繰り返しましょう。またそれと併せてどういう順番で解くかはある程度決めて本番に臨みましょう。
ざっとこんな感じでしょうか。これが初めての大学入試本番になる生徒も多いと思います。どうかベストを尽くせるよう、神奈川のはじっこ、藤沢から心を込めて祈っております。
センター試験の思い出
毎年毎年やってくるセンター試験ですから、それはそれは色んな思い出があります。
当時、年末年始にセンター同様の時間配分でテストを行うセンタープレというものを開催していたのですが、ある時生徒の休憩時間の使い方に担当講師が激怒。私はその講師が書いたきつい文面の手紙を渡されて、これを生徒に渡すかどうか判断を迫られたことがありました。
結局生徒のモチベーションを考えて、口頭注意で済ませたのですが、ここからが問題。なんと、新年にその生徒たちがふとしたきっかけでその手紙を発見してしまったのです。戦々恐々としている生徒たちに、そんなことは忘れてスッキリした顔で出勤した講師。その時の授業の集中力たるや、半端なかったといいます。彼らはもちろん志望校に合格していき、今やその生徒たちもみんな素敵な社会人です。
また、こんなこともありました。「横国の階段がきつくて息が整わない」と塾に電話してきたFくん。だからあれほど痩せろと言ったのに。一緒に深呼吸を。さらに、「先生、受験票忘れたかも…」と絶望した声で電話してきた生徒もいました。「会場に行って本人の確認さえ取れれば大丈夫だよ」と電話口で伝えると、安心した様子で、その後受験票は鞄の中からちゃんと見つかりました。
センター試験の日って、なぜかとっても寒い日が多いんですよね。空も空気も緊張してカチコチなのでしょうか。防寒対策はしっかりと。そして、何かとてつもなく焦ったり困ったりしたら、塾へいつでも電話してください。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
ここまでの自分の道のりを信じて、いざ闘うのみ!
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