こちらはMr.サークルと一緒に分析をしました。一問ごとの難易度としては「簡単になったかな」という印象でしたが、ネットなどを見ると難化の声も多く、これもまた見る人によって意見の変わる良問だと感じました。平均点は下がりそうですね。
というわけで、数学は、対応力のある上位層にとっては「易化」、国語力が弱かったり幅広い知識が入っていなかったりする層にとっては「難化」といった感じでしょうか。
計算問題がマークシート記入になったことで、計算ミスは減ると思いますが、かかる時間はもしかしたら少しだけ増えたかもしれません。問3の(ア)は昨年の入試数学最難関(正答率8.6%)だった問2の(エ)を彷彿とさせる問題ですが、もう少し正答率は上がるでしょうか。
問5の確率は、操作が少し複雑になりましたが、規則性に気付けばなんてことはない問題でした。ただ、前述の通り、しっかり読めない子にとっては難問でしょう。焦っていると尚更ね。
また、生徒の中には確率の「6✕6マスを書くスペースを見つけるのに焦った」と言う子が数名。文字が多い問題用紙に苦しんだみたいでした。
図形もシンプル。昔の過去問や独自問題を解かせていた子は似たような形式で慌てずに解けたようです。他科目同様、数学もなんだか50点満点時代を思い出す懐かしい感じを受けました。
「基本的な知識がないと難しい」「読解力がないと難しく感じる」こういった傾向は今後どんどん高まっていくでしょう。思考力型の問題とは言われますが、だからといって知識が必要じゃないわけじゃありません。大事なのはバランスです。
今後、数学の問題がどういう風に変わっていくのか、ちょっと楽しみになる入試問題でした。いずれは問1が計算じゃなくなるなんてこともあるかな。
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平均点予想は、うーん難しいけど、59点前後。上と下の差はこれも激しそう。
2018神奈川県公立高校入試の各科目の問題を見て思ったこと①英語はこちら。
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