英検や英会話と中学校・高校の英語ってちょっと違う。そこに見える日本人が英語が苦手な理由


先日大学入学共通テストの英検について書きましたが、これからするお話は「従来の英検」についてのお話です。新英検についてはまだ詳細が見えません。


最近こんなお問い合わせがありました。


「あの、英検は3級まで持っているんですけど、不安なので塾で英語をやりたいんです」という新中学1年生。


「英会話をずっとやってたんですけど、学校の英語の成績がなかなか伸びないんです」という新中学3年生。


英検3級(中学卒業程度)を持っているのに英語が不安とはどういうことでしょう。そして、英会話をやっていたのに英語ができないとはどういうことでしょう。


答えは、日本の英語教育の難しさにもつながります。今日はちょっとデリケートなお話ですが、あくまで個人的な意見として読んでいただければ幸いです。



英検や英会話ができても、中高生の英語が難しい理由



英検や英会話ができても、中高生の英語が難しい理由。


それは、英検や英会話が学校の英語とは別物だからです。


同じ「英語」ではあるのです。しかし、そこには大きな隔たりがあると私は感じています。


英検は、その問題のほとんどが4択です。3級には英作文もありますが、出題は1問。61問中1問です。過去問集など見るとわかりますが、解き方も「形」や「意味」中心で、文法にはあまり触れません。


英会話は、そもそも会話なのでフランクです。楽しく英語に触れられますが、こちらも細かい文法が指導・指摘されることは少ないでしょう。


対して、学校の英語英文法中心の英語です。動詞や名詞、形容詞や副詞、はたまた三人称や時制などの知識が頭の中に入っていないと、説明すら聞き取れません。


国語で比較するとわかりやすいですね。私たちは日常会話(英会話)をしますし、文章に合う言葉を4択で選ぶこと(英検)はきっと簡単にできますが、助詞や助動詞などの文法(学校の英語)について理解をするとなると難易度がぐっと上がるのではないでしょうか。そもそも、日本語においても、文法を意識して話している人がどれだけいるでしょう。


もう一度言いましょう。英検英会話、そして学校の英語は、「英語」に違いはありません。


でも、別物です。「スポーツ」の中に「短距離走」「アイススケート」「球技」があるみたいな感じです。


ですから、英検ができる子が学校の英語ができるとは限りませんし、英会話ができる子が文法のテストで100点が取れるとは限りません。


それを踏まえた理解や指導が必要です。


もちろん、英検英会話を頑張っていた子は、語彙や英語への好意がある分、学校の英語の成績が取りやすくなるのは事実です。


英検英会話の知識がある子には、「日本語」の説明を付け加えてあげると、スムーズに学校の英語に対応できる場合が多いですね。


逆に、「英語を話したい!」という方は、学校の英語で身につく英文法の知識があると習得が楽だとは思います。でも、手っ取り早いのは半年ぐらい留学に行くことですかね。駅前じゃなく本当の留学です。


上記の通り、英検英会話学校の英語ってちょっと違うよ、というのが今回のお話でした。最後に余談を少し。



なぜ日本人が英語が苦手なのか



日本人って英語が苦手って言いますよね。


実はその理由の一つは、上で述べてきた【英語の違い】にあります。


大人になって言われる「英語が苦手」の「英語」は、「英会話」であることが多いです。


「英会話」私も苦手です。そりゃそうですよね。中高かけて必死でやってきた「英語」は「英会話」ではなく、「学校の英語」ですから。


めっちゃ短距離を練習してきた子に、「うわーお前野球上手じゃないね」と言っても、そりゃそうだです。


そして、私が気になる日本人が英語が苦手な理由が、もう1つあります。


それは【間違いが駄目だという風潮】です。


もともと、英語とは語学です。言葉です。言葉って、とっても自由なはずです。


特に英語は世界中の人が話している言語でもあって、本当はとっても簡単で面白くてカッコイイものです。


でも、日本の英語教育では、日本語自体がそもそも難しいことと【間違いが駄目だという風潮】のせいで、英語がとっても難しいもののようにされている気がします。


私の友人でも、「a pen」を「ア ペン」と発音する方もいれば「エイ ペン」と発音する人もいます。それは間違いではなくて、標準語と関西弁の違いのようなものです。


そもそも私たちは、幾度も間違えながら日本語を覚えてきました。語学の基本は単語です。「ママ」や「パパ」や「わんわん」など、単語の発声から語学の習得が始まることが多いです。


そこで例えばどうでしょう、「あれはわんわんじゃない!犬だ」と注意をされたら、0〜3歳時のあなたは、言葉や話すことが嫌いになってしまうかもしれません。


英語も同じです。きれいな発音や文法にこだわりすぎると、間違いが認められなくなってきしまいます。それが必要な時ももちろんあるでしょうが、最初の段階ではそうではないはずです。


間違いを恐れないこと。恐れさせないこと。それが日本人が英語を得意になるシンプルな方法だと思います。


なんて話が大きすぎるか。


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勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの居場所であり未来を生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。2019年藤沢にHOME個別指導塾リアル教室を開校。