正答率表から見る高校入試対策、今回は国語編です。
2023年度の国語はだいぶ優しかったので、正答率は高いものばかりになっていますが、その中でも例年変わらない傾向を見てとることができます。
まずは大問ごとを確認してみましょう。
問1は漢字と文法と詩歌の鑑賞文。問2は文学的文章。問3は説明的文章。問4は古文。問5は実用的な文章。問2〜問4は順番が入れ替わることもあります。
正答率表を見ると、やはりまず狙い目は問1ですね。ただ漢字も文法も鑑賞文もちょっと練習しにくいのが難点です。なぜかというと、こういった形式の問題が少ないんですよね。塾などに通っていない場合は、模試や過去問を活用しながら練習を行いましょう。
ここでのポイントはやはり漢字です。読解にも重要な意味を持つアイテムなので、なるべく早いうちから勉強をしておきましょう。漢検3級や準2級を狙ってみるのもいいですね。
問2〜問4の正答率は年によっても変わりますが、今回は読みやすかったようで、軒並み高めです。ここは得意なゾーンから攻めましょう。そのために、自分がどこで点数をとりやすいか早めに把握したいです。これも模試や入試対策教材を利用できるといいでしょう。
小説文が得意なのか、説明文が得意なのか、古文が得意なのか、そこを見極めて一つずつ固めていきましょう。なお、各々の対策については下記のリンクを参考にしてみてください。
問5の(ア)は毎年狙い目です。落としたくありません。最後の記述問題は難易度が高いというよりは時間が足りない場合が多いので、そこを気をつけたいですね。
それらを踏まえて、国語の一番の敵は文字数です。神奈川県は日本全国の入試問題の中でも一番文字数が多い問題といわれています。そんな大容量の情報を手際よく情報処理して正しい答えを選ぶ力が求められます。
ですから、「読むスキル」を挙げておきましょう。これは日常生活や普段の勉強でも鍛えられますね。読んで理解すること。そして理解したものを誰かに伝えること。これを繰り返していけば、自然と国語力は上がっていきます。練習としては、音読などを活用しましょう。
この力を鍛えておけば、国語はもちろん、他の教科でも大いに活用ができます。磨き上げて、最高の国語力で入試に臨みましょう。
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国語力(相手の求めるものを返す力)はあなたの人生においても役立つでしょう。
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