塾に来ると、必ずサッカーの話をして帰る子がいます。
特に今はワールドカップ中ですからね。私は野球部だったのですが、基本的にスポーツ全般好きなので、サッカーについては、彼から色々と情報を仕入れています。
そんな彼から「先生。前にさ、野球の打線みたいの組んでたでしょ。あれ、サッカーもやってよ」と素敵なご指摘を頂いたので、今回考えてみた次第です。
野球の打線は、サッカーで言うフォーメーションかな。と思って検索してみたら、色々出てきました。
これは燃えてきました。ちなみに前回の『成績を上げるスタメン発表!勉強に大切なことで打線組んだ』は、近所には好評でした(笑)今回も恐ろしいほど内輪で盛り上がるネタでしょうが、楽しみながら書いていきたいと思います。
勉強に大切なことでフォーメーションを組んでみた
今回採用したフォーメーションは、4-2-3-1。
98年のフランス代表がワールドカップを勝ち取った伝説のフォーメーションです。中盤の構成が守備的MFが2人、サイドMFが2人、攻撃的MFが1人で、サイド攻撃を重視したもので、今では世界で最も採用されているフォーメーションということです。
このフォーメーションの鍵は、FW(1)と攻撃的MF(2,3,4)三人の攻撃力と、守備的MF(5,6)とDF(7,8,9,10)の連携による守備です。
それでは各ポジションの選手たちを紹介しましょう。スタメン発表です。
スタメン選手紹介
チーム名:キホン・マモルーズ 監督:勉強犬
1 FW 手を動かす
孤高のFWはスーパーアグレッシブでタフなフィジカルを誇る「手を動かす」選手。昨季の勉強リーグ得点王でもあります。ストライカーとしての素質とゴールへの嗅覚はあの伝説の大選手「カツヨウリョク」からも「天才的なファンタジスタだ」と称されるほど。その想像力豊かなプレイは見るものを一瞬で魅了します。
勉強は結局、自分自身の手を動かさなければ、うまくなりません。成長しません。テストでは手を動かして勝敗を決めるわけですしね。練習でも、本番と同じように練習しましょう。ちなみに動かすのは、足ではなく、手です。
2 サイドMF 目的
積極的に攻撃へ参加する不動のサイドMFが「目的」選手。風のようなオーバーラップと正確なクロス、黄金の左足は他チームの恐怖の的です。職人のようにきっちり仕事をし、相手への敬意も忘れない紳士的な大選手で、現役にもかかわらずレジェンドという愛称で親しまれています。チームメイトをまとめる役割も担っています。
「何のために」を把握するというのは勉強において重要なことです。目的がはっきりしていれば、頑張るモチベーションにもなり、進むべき道も明確になるでしょう。ちなみに、目的選手は「誰かのために」と思うときが一番力を発揮できるそうですよ。
3 攻撃的MF 計画
「神様」と称されるゲームメイクの王様。それが攻撃的MFを務める「計画」選手です。フィールドの中央で圧倒的支配力を誇る「計画」の武器は、その先見性。まるで「未来を読んでいるかのようだ」ともいわれるその想像力の豊かさは、相手チームの脅威です。
「目的」を持ち、「目標」を立てたら、そこまでの行き方を考えましょう。それが「計画」です。勉強にももちろん大事で、これを一人で立てられる子はやっぱり成績優秀者が多いです。最初は難しくても、だんだん上手になるから、諦めないようにしよう。
4 サイドMF 目標
恵まれた身体能力を活かして、縦横無尽にフィールドを走り回る「劇的の演出家」。それが「目標」選手。奇跡を呼ぶ男と称される勝負強い男でもあります。特に「目的」や「計画」との相性は抜群。鮮やかなパス回しと攻撃的なドリブルで相手陣内を駆け巡ります。
言わずもがな「目的」と「目標」は勉強において超重要。「目標」はなるべく具体的にするために数字を使って決められるといいですね。「計画」とのMFトリオは最高のゴールシーンを演出してくれるはずです。
5 守備的MF 国語力
「東洋の魔法使い」の異名を持つチームの要。キャプテンマークをつけるのが「国語力」選手です。「相手の求めているものを的確に返す」ことができる能力で、守備にも攻撃にもフレキシブルに対応します。試合前のミーティングでの士気を高めるスピーチはあまりにも有名。本人は国内だけの活動を示唆していますが、世界各国から引く手あまたの超人気選手です。
「相手の求めるものを返す力」が国語力です。この力が高ければ、思考・判断・表現はもちろん、コミュニケーション力や文章力、読解力までカバーできちゃいます。まさに勉強の要。人と話したり本を読んだりでも鍛えられますので、小さい頃から力を蓄えておきましょう。
6 守備的MF 勉強力
彗星の如く現れた圧倒的なセンスと体力を誇る若手スター選手。ピッチを縦横無尽に駆け、攻守に大活躍をするのが「勉強力」選手です。真面目に練習に取り組むことで有名で、ハードトレーニングの申し子とも呼ばれているとかいないとか。ファンからは「ゴールデンボーイ」の愛称で親しまれる。
新進気鋭の「勉強力」とは、いわば勉強の体力。使えば減りますし、コンディションによって変動しますが、鍛えられますし、工夫して使うことも可能です。自分の「勉強力」をしっかり意識して勉強に取り組むようにしましょう。
7 SB 成功体験
この位置に控えるのが「至宝」「成功体験」選手です。リーグで一番ともいわれるイケメンぶりと圧倒的なセンスは、リーグの宝ともいわれています。スポンサーは100社以上。チームの経営にも乗り出しながら、若手育成にも力を注いでるといいます。守備だけではなくて、ゴールへの嗅覚も超一流。何をやらせても完璧で、うらやましい限りです。
勉強を頑張るには、心のエネルギーが必要。それを満たしてくれるのが「成功体験」です。ただあまりに簡単な「成功体験」では、だんだんそのエネルギーは貯まらなくなります。ちょうどいい負荷をかけて、そこで成功する。これが心にも成長にもとってもいいのです。
8 CB 習慣
「ひょうひょうとした鉄壁」と称されるチームの守備の要がこの「習慣」選手。堅守を誇りながら、いとも簡単にやっているように見せるそのしなやかさは、毎日の練習の賜物だといいます。駆け引きにも長けており、間合いの取り方やストライカーのスピードを殺すマークの仕方などが非常に巧みで、相手に嫌われる選手です。また、インタビューの台詞が人気です。「ま、それが習慣だからさ」。
勉強にもたいへん役立つ「習慣」。作るのは大変ですが、一旦作ってしまえば大きな武器になるでしょう。やらないと気持ち悪い、ぐらいになったら成功です。
9 CB 継続
「皇帝」の異名を持ち、「習慣」選手と鉄壁の守備を誇るのは「継続」選手。チームメートへもよく檄を飛ばしています。とにかくコツコツ職人肌の選手で、365日ハードなメニューの練習をするという鉄人でもあります。もちろん身体だけではなくて、頭に入っている戦術は1億以上とか。最近髭を生やし始めました。どこまで続くか見ものです。
何事においても「継続」は大事です。小さいことでもコツコツと続けることで大きな成果を生みます。ちょっと「習慣」と被っていますが、「継続」することで「習慣」が生まれるので、この2つは別物です。そういうことにしておきましょう。
10 SB 失敗
誰よりも走り、誰よりも転び、誰よりもファウルをくらい、でも誰よりも挑戦し続ける男。どのチームのファンにも愛されており、オールスターには4年連続で最多得票数を集め選出されています。昨年度は育成出身から初のMVPの活躍も見せました。そんな数々の伝説を生んできたのが「失敗」選手です。まさに「失敗」なくして成功なし。全人類が応援する期待の星です。
失敗しない人は、何もしない人。そんな言葉が好きです。失敗は挑戦の賜物。失敗こそが、伸びしろを示してくれます。やったら「成功」しても「失敗」してもいいんだからさ、やっぱりやったほうがいいよね。
11 GK 早寝早起き
最後のスタメン発表は、「早寝早起き」選手。「優勝請負人」の異名を持つチームの大黒柱です。鉄壁のセービングと的確な状況判断で、チームの危機を幾度となく救ってきました。「すべては健康のおかげ」といい切る彼はいつも元気満々です。
健康第一。これがなくては、勉強だってうまくいくはずがありません。いい体調は、いい生活リズムから。早寝早起きが鉄板です。
以上、スタメン紹介でございました。優勝目指して頑張ってもらいます。
あー楽しかった。あなたの『勉強に大切なことでフォーメーション組んだ』もお待ちしております。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
さぁ、頑張れ日本!
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