2018年の8月から始まる話題の新方式「英検CBT」が、本日のテーマです。
まずは「英検CBT」とはなんぞやというところからお話を始めましょう。
「英検CBT」は簡単に言ってしまえば、「パソコンで受ける英検」のことです。英語4技能を一日で受験できる英検の新しい受験システムで、もちろんスコアは大学入試などにも活用できます。
ちょっと詳しい説明を読みたいという方は、下記のリンクへ。
コンピューターにて「読む(リーディング)」、「聞く(リスニング)」、「書く(ライティング)」、「話す(スピーキング)」の4技能を1日で試験実施します。
試験の順番は、「スピーキング」→「リーディング」・「ライティング」→「リスニング」となります。
試験会場でコンピューターの前に座り、ヘッドセットを装着し、コンピューター画面上の指示にしたがって受験いただきます。
「スピーキング」は、ヘッドセットを使い、吹き込み形式で解答の音声を録音します。
「リーディング」は、マウスをクリックして解答します。
「ライティング」は、キーボードを使って解答を入力します。
「リスニング」は、ヘッドセットで音声を聞き、マウスをクリックして解答します。
すべての受験者が4技能を受験し、4技能のCSEスコアを取得できます。ただし、合否判定は、通常の英検(紙媒体)と同じく、「リーディング」、「リスニング」、「ライティング」のCSEスコアに基づき一次試験の合否を判定し、一次試験合格者のみ「スピーキング」のCSEスコアに基づき二次試験の合否を判定します。
なんとも未来的。ちなみに、難易度は紙と同程度ということです。ま、それはそうですね。
説明を補足しておきましょう。
「英検CBT」は、2018年度8月より毎月1回日曜日に実施されます。受験できる級は、英検2級、準2級、3級の3つ。パソコンだからって家で出来るわけではなくて、指定された会場で受験します。神奈川県だと横浜駅近くのテストセンターが利用できます。
受験できるのは年3回まで。ただ、通常の英検との併願も可能なため、2019年度からは年間に合計6回(英検3回・英検CBT3回)の受験機会を得られるそうです。チャンスが増えますね。
試験の実施方法はこちらがわかりやすい。
ライティングの解答はキーボード入力とのこと。タイピング苦手な人はどうするんだろうと思ったら、それを見越したかのように注意書きが。
ライティングテストは、1分間に30文字を入力できるタイプスピードがあれば、タイピングによる解答に支障はありませんが、パソコンや機械操作が苦手な方はよくご検討の上お申し込みください。
コピペもできるようなので、慣れてくれば紙よりも楽かもしれません。
ただ、リーディングに関しては、紙ではないということで、マーキング(問題文に印をつけたり書き込んだりすること)やスラッシュリーディングをすることができません。試験時間もすべてを一日でやるということで、2級で125分と長め。
「英検CBT」は「英検CBT」用の対策が必要ということですね。デジタルネイティブの今の子達には、こっちのほうが楽だったりするんでしょうか。
あ、ちなみに「CBT」とは「Computer Based Testing」の略です。「英検CBT」の他にも「GTEC CBT」や「TEAP CBT」などがあり、大学入学共通テストで利用できます。
余談にはなりますが、従来型の英検は大学入学共通テストでは利用できないので注意は必要です。その旨、わかりやすい資料がネット上にありましたので、共有しておきますね。
新英検の先駆けが、この「英検CBT」ということですね。
就職活動でもこういった形のコンピューターテストは実施されますからね。その対策としても、こういった形式のテストに慣れておくことは必要かもしれません。
本日は「こんなことが始まりますよ」というお知らせの記事でした。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
不明点はぜひお近くの教室へ。
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