自己流で考えちゃだめだ。
右足の後に左足を出さないと歩けないように、目を瞑らないと眠れないように、水を出さないと顔を洗えないように、何か食べないと生きていけないように。
物事にはやり方ってものがある。それって、考えることも一緒だ。
考え方を学べば、今ある悩みも少しは軽くなるかもしれない。
さぁ、今日はこの本を使って、考える練習をしてみよう。
こんにちは、勉強犬です。
本日は、『考える練習をしてみよう』という本についてのお話。たまたま書店で見つけて、その装丁に惹かれたんですよね。中身を見て即決でした。
元々頭の体操みたいな本が好きだったんです。このブログでも紹介したことがありました。
この『考える練習をしよう』の中にも沢山の思考問題が掲載されています。ありすぎて、読むのにだいぶ時間がかかってしまいました。帯に「こり固まった頭をときほぐす、ひらめきのレッスン」とあるので、僕の脳もだいぶグニャングニャンになったことでしょう。
ちょっとだけ載っている問題を拝借してみます。
まずは「いつも見ているものをちゃんと見ること」の章での問題。YesかNoかで答えましょう。
- 「自由の女神」は、右手にたいまつを持っている。
- シマウマの足のしまは、横じまである。
- たいていのエンピツは、八面体である。
- (オリジナル)あなたのお母さんは二重である。
どうでしょう、意外と悩みませんか?
こんな問題もあります。「家庭の事情」というタイトル。
この事実を説明せよ。ある少年のおじいさんは少年の父親よりも、たった6つだけ年上である。
もう一つだけ。「走りっぱなしの物語」。
一人の男がホームにむかって走っていた。ホームの近くまできたとき、男は一人のマスクをした男に出会った。男は立ち止まった。そしてくるっとふりむくや、また出発したところへかけもどっていった。なぜだろう?
そして、この本ね、なかなか答えを教えてくれないんですよ。中には、答えがない問題もある。徹底的に考えさせようっていう意図なんですよね。嫌でも考える力が身につきます。
ここでも敢えて上記の問題の答えは発表しませんが、「もうどうしても気になる」という方はお気軽にLINEもしくはメールをくださいませ。答え合わせしましょう。
さて、ここから余談です。この本を読みながら、「フレームワーク」と呼ばれる、ビジネスにおける考え方の枠組みのことを思い出しました。
求人広告の営業時代に色々と教えてもらったんですよね。その中の一つに「3C分析」っていうのがあって、なぜか今でも覚えています。
3Cとは「自社(Company)」「顧客(Customer)」「競合(Competitor)」のこと。この3つを考えることで、自社の現状が分析できるというフレームワークです。
これを勝手にいろんな企業で考えて思考の練習してたんですよね。
例えば、まずマクドナルドの顧客層は、学生やフリーター層。となると、ライバルは価格帯の少し高いロッテリアやファミレスではなく、牛丼屋さんやコンビニになる。店舗の装飾に時間を早く感じさせる赤系統の色を使って、回転率を上げようとするお店たち。そこで発揮されるマックの価値は「安くて早くてうまい」ということ。だから、新商品は、高単価なものよりも、親しみやすさや安さがウリのものを出した方がウケる。そういう戦略がベストなんじゃないかな。当時、ハンバーガー一個60円とかの時代にそんなことを考えていました。その経験は今もちょっとだけどこかで活きていると思います。
頭を働かすって、大切なこと。
勉強ってさ、中身も大事だけど、その目標達成の過程や合間で思考することがとっても大事なんだよね。
その力は大人になっても使うし、必ず役に立つ。二次関数の中身は忘れても、二次関数を使って考えた経験は役に立つ。そのことをちゃんと知っておいて欲しいな。
余談が長くなってしまいましたが、とにかく頭が活性化される素敵な本のご紹介でした。何人かでやるゲームも載っているので、一家に一冊あるのをみんなで読むといいかも。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
君が考えた先に、君の正解がある。
0コメント