先日ポストに嬉しい贈り物が届いておりました。
そう、それこそがこの本。「くにたて式」の國立先生の最新刊、[中学生]成績トップの子の親がしていることでございます。5/18発売です。
先日のブログでも一番搾りを送っていただいたことを記載されています。ちゃっかり私も写っておりますのでご確認ください。
國立先生はすでに数冊本を出されています。このブログでもレビューさせていただいておりますね。
今回はその名の通り、保護者の方に向けた本ですね。タイトルもターゲットもシンプルで分かりやすい。もちろん中身も具体的に丁寧に書かれているので、実践しやすいです。
ページを捲ればど頭で早速ガシッと心を掴まれます。出ました國立先生の共感力。「どうせ賢い子だからできることばかりが書いてあって、うちには関係のない内容なんでしょ?」の一文から「はじめに」が始まるの、すごくないですか。
あとはもう気持ちに任せて読み進めていけば、あっという間に一冊読破しているはずです。目次見たら気になることだらけですもん。リアルな保護者の方々から集めたというこの情報たちは保護者の方だけではなくて塾の先生にとっても宝の山です。ちょっと中身を見ていきましょう。
序章では子どもをサポートする上での大前提が語られます。中学の3年間がどんな風に過ぎていくのかや学習サポートの重要性、それが誰のためのものなのかという基本の確認はもちろん、保護者の方と子どもの関係性のタイプまで記してあって面白かったですね。
1章では早速今回の目玉140人の保護者の方のアンケート結果が出し惜しみなくまとめられています。成績上位5%のご家庭の共通点。気になりますよね。でも言われてみれば当たり前のことのような気もします。
何事も成長を語る上でやっぱり大切なのは健康です。そのために小中学生は「朝夜スマホ」を大事にしたいですね。朝食しっかり食べる。夜早く寝る。スマホの取り扱いに注意する。これが徹底できるといいです。
逆にこの3つのどれかが欠けているとやはり伸びにくいのかなと個人的にも感じています。分野は違えど、あの大谷翔平もこれ徹底してそうですね。
2章では学年別の子どもへの接し方が描かれています。中1、中2、中3それぞれの学年においての注意点や考え方は参考になるはずです。
この章の冒頭にある、小学校のうちは優先順位が高いのに中学に入ったら優先順位が低くなる教科の話。その通りですよね。まぁ、国語のことなんですが、個人的には優先順位が低くなるというより、もう基本装備になるというイメージです。すべての教科が国語の練習なんですね。だからこそ、小学生のうちから、国語力を鍛えるのはもちろん、会話や読書や日々の体験やどの教科の勉強でもすべてが国語の練習になるという意識を持っておきたいですね。
3章は場面ごとの接し方がテーマです。日常生活の中で保護者の方が気をつけること、意識することについて書かれています。上記の「朝夜スマホ」についての取り組みや情報収集の仕方は知っておいて損はなしですね。
家族を一つのチームとするならば、目標の達成には目標についての情報と自分達についての情報(成績や現状、強み弱みなど)が必要不可欠です。それを普段からコツコツ集めておけば、勝利に近づけるのは間違いありません。腕の見せ所ですね。あ、手前味噌ですが私のブログも参考になれば嬉しいですw
4章も引き続き場面ごとの接し方がテーマで、こちらはテスト前、入試前にやるべきことのお話ですね。ここである意味保護者の方の一番の物理的に辛いお仕事が待っていると言っても過言ではありません。いや、過言か。
そうです、それはコピーです。学校ワークのコピー、提出が書き込む式であればやっておくと良いです。ノート式なら大丈夫です。テスト内容って学校のワークから一番出ますからね。繰り返し練習できる状況を作り上げておきましょう。
5章では学校や塾との関わり方について説明されています。イメージは優秀な調整役、ファシリテーターみたいな感じでしょうか。ここまでできたら素晴らしいの一言ですが、何事も理想を知らなければ目指せませんからね。
6章は質疑応答コーナーです。反抗期や学習障害についても触れられています。なかなか誰に相談していいかわからない内容だったりもするので助かりますね。
「大丈夫!あなた一人じゃないよ!」。この本からは全国の悩める保護者の方に向けたそんなメッセージが感じられました。これを読めば、みんな苦労してみんな考えてみんな楽しんでいるんだなということがよくわかると思います。保護者の方の力強い味方、そして素敵なお守りになってくれることでしょう。
ちょこっと弱った時、ちょこっと困った時、ぜひ実物からパワーをもらってみてください。
また、もちろんそれがすべてとは言いませんが、「できる子」「賢い子」が保護者の方々の努力から生まれるというのを、リアルなアンケートなど読ませていただきながらひしひしと感じました。
うちにも素敵な子どもたちが通ってきてくれています。保護者の方々に足を向けて寝られません。すると逆立ちするしかなくなるので断念しますが、改めて心から感謝をしつつ、この記事を終わりにしたいと思います。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
ふふふサイン付き。貸出希望の方はお気軽に。何冊か置いておきます。
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