湘南「この物語は、神奈川県の各高校を擬人化してお送りするゆるめの物語です。高校の紹介や入試の仕組みなどをなるべくわかりやすく楽しく伝えられたらと考えています」
横浜翠嵐「気軽に読むがいい」 サイフロ「ボス、それは好感度下がります」
藤沢西「なんだか久々のこのやり取り。本日は各高校の進路先についてだよ。ボクも興味あるから楽しみだなー。ちなみに以前の物語についてはココを読んでみてね」
平成29年度(2018年度)公立高校卒業者の進路先について
鎌倉「以前に紹介もしたけれど、神奈川県の教育委員会からこんなデータが出てたぜ」
茅ヶ崎西浜「うわー進路ってめっちゃ興味あるー。でも長いー。読む気しないー。誰かうちらに関係あるところだけまとめてくれたりしないかなー」
藤沢工科「あるよ」
茅ヶ崎西浜「さすがーわかってるー。ちょっと期待してた」
湘南「さ、さすが藤沢工科。ちょっと見てみよう」
鎌倉「県教委の発表したデータに、【割合】までつけてくれたからわかりやすいぜ」
七里ヶ浜「へー。そもそも卒業生の人数ってこんなに学校ごとに違うんだ。おもしれーな」
深沢「僕のところは少ないですね。196人…」
鶴嶺「へー。うち、多い」
茅ヶ崎西浜「うちも多い。ウケる」
大船「何が面白いのかはわかりませんが、興味深いデータです。やはり偏差値が高ければ高いほど大学進学の率が高まるのですね。そして【その他】の率も」
湘南台「ちなみに、【その他】には[進学準備(浪人)]や[一時的な仕事に就いたもの(アルバイト等)]が含まれています」
茅ヶ崎西浜「うわ!うち【その他】多っ!なになに、その79人のうちの64人が[一時的な仕事に就いたもの]?目下県トップじゃん!これ、喜んでいいのかしら」
深沢「喜んでいいのかは微妙だけど、特徴があるだけいいね」 藤沢清流「ね」
藤沢総合「そ、そんなことないよ。深沢や清流だって………」
深沢・藤沢清流「だって………?」
茅ヶ崎西浜「ないでしょ。普通でしょ」
藤沢総合「……ご…ごめん。わ、わたしのところは総合学科だけにやっぱり専門が多いんだね」
藤沢工科「うちはやっぱり就職だな」
湘南「僕のところはやっぱり浪人生が多くなっちゃうんだよなぁ。外から見ても、3年間は部活も行事もハッスルして4年で大学進学なんていうイメージがあるみたいだし」
横浜翠嵐「たしかにそんなイメージがあるな、湘南の。お互い励まねばな」
鎌倉「おお、王様、よく来るな」
柏陽「ふふふふ。お邪魔します」
厚木「某のも見たい」
藤沢工科「あるよ」
横浜翠嵐「なるほど。浪人生はやはり我の課題でもあるということか」
柏陽「ふふふ。僕のところもそうだね」
厚木「某、意外と抑えられている。しかし、公立中高一貫校殿はすごいな」
相模原中等「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!こんにちは!初参戦の相模原中等です。いやー、ここに出るの夢だったんだよね。夢を叶えてくれてどうもありがとうございます」
湘南「相模原中等くんは今全国でも話題の公立中高一貫校なんだよね。昔は相模大野高校って名前でした。もちろん合格実績もすごくて、プレジデントが調査した東大・京大・国公立医学部の現役合格率では7.8%で全国の公立高校の23位にランクインしているよ」
相模原中等「なんだかご丁寧なご紹介本当にありがとうございます。恐縮です」
横浜翠嵐「我、6.9%で34位。医学部に関しては負けておらぬがな。次はすべてで負けぬ」
湘南「ちなみに僕は6.1%で46位だから、やっぱりすごい数字だよ」
相模原中等「僕のところは6年間で途中受験もないので大学受験においては有利ですからね。その分、勉強についていけない子も出てきて偏差値の上下の差は大きく開いてしまうんですけどね。今後の課題です」
茅ヶ崎北陵「でも、こうやって眺めていると、毎年の数字にそんなに大きな変化がないってことは、高校の選択と将来の選択とのつながりってやっぱり大きいんだろうね」
鎌倉「だからそのためにも知ることって大事だな。入ってから「やっぱり違った!」ってのは怖いもんな」
茅ヶ崎「こんな記事もあったよー。『いつか君も考える社会や就職や未来のことを、色々なランキングで知ってみよう』だってさ。未来って大事だもんね〜」
寒川「神頼み…というわけにはいかないですしね。しっかり先を見て準備をして、各々に自分らしい人生を生きてもらいたいです」
湘南「このデータがそのための材料になるといいね。ん?」
モンスター【漠然とした不安】が現れた!
漠然とした不安「ケケケ。もう日本は少子化だし先はないぜ。どんどん子どもたちの負担が大きくなって暮らしにくくなるぜー。きついぜー」
一瞬で切り裂かれる不安。
横浜翠嵐「だからこそ、学ぶのではないか」
湘南「人口の問題。高齢化問題。年金問題。エネルギー問題。色んな問題があるけれど、大人たちが見つけきれなかったそんな問題の答え達を、未来を生きる子どもたちが見つけてくれる日がきっと来る。そう信じながら、それでもなるべく負担を軽くしてあげるために、僕ら大人も頑張っていかなくちゃね」
みんな「すべては、子どもたちのために!」
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