たとえ学校に行っていなくても、神奈川県公立高校受検のシステムとしては、テストと面接の得点次第で、公立高校への合格が可能です。
入試に向けて勉強しなくちゃということで言えば、学校に行けていても行けていなくてもやることは一緒。入試で得点を取ることが一つの大きな目標になります。
でも、学校に行けていなければ、勉強の中身も当然ちんぷんかんぷんな場合が多いですよね。そんなときに一体何をどこから始めたらいいのか。それがこのシリーズのテーマです。
「0からの受験勉強」と題して、シンプルに説明をしていきましょう。中3生に説明をする設定です。第三弾の今回は「英語」。
完全に個人的意見なので、参考程度にご覧くださいませ。
ちなみに、第一弾は「数学」。第二弾は、「志望校の決め方」でした。
0からの受験勉強 英語編
まずはこちらをご覧ください。
英語が0の方には、英語の文章は例えばこんな風に見えているはずです。ええ、ええ、意味不明ですね。これは古いギリシア語で、聖書の内容が書かれているそうです。と、思ったら、天下の神奈川県情報サイトカナガクさんが実際のところを教えてくれました。
勉強犬先生がブログで引用なさっている古典ギリシア語の文章は『創世記』の「第 51 章」です。歴史的なものではなく(『創世記』は第 50 章までしかありません)創作されたものです(リンク先の文字列「Genesis」からさらにリンク)。 https://t.co/4GGF31w8Tb https://t.co/lZeM3kQh0S #塾 #第二の家
— カナガク.com (@KanagakuCom) July 10, 2019
つまり僕にも解読不可、そして多くの大人にも解読不可ということです。0からということは英語もこの状態から始めるわけですから、まず最初にすべきは「大まかなルールを知ること」と「言葉を覚えること」になります。
「大まかなルール」とは、野球でいえば打ったら右に走る、とか、サッカーでは手は使っちゃダメ、みたいなものです。英語であれば、主語(文の主人公)は最初に置く、とかですかね。
「言葉を覚える」はイメージつきやすいかと。アルファベットや単語を覚えていくということです。「I」とか「you」とか「apple」とかわからないとやっぱり英語は楽しくならないですよね。
「言葉を覚える」ってすごく大事で、まずはこれだけやっててもいいぐらいなんですが、それだけやり続けるってあんまり面白くなかったりするんです。ですから、「大まかなルール」と一緒に学んでいくのをオススメします。ルールがわかれば、「言葉を覚える」ときのヒントにもなりますしね。
ずばり、格好良く専門用語っぽく言えば「語彙」と「基本的な文法」。母国語ではない英語を僕らがきちんと学んでいくにはこの2つが重要です。
では、一つずつ見ていきましょう。
あ、その説明をする前に、一応のゴール地点を知っておいたほうがいいと思うので、昨年の問題解説を載せておきますね。ちょっと圧倒されると思いますが、チラリとでもご覧ください。
語彙を増やす方法
僕が語彙を増やすのにオススメの方法は、「音読」です。
音読するのに使うものは何でも構わないと思います。本屋に行ってお気に入りの単語帳を買ってもよし、教科書をひたすら読んで訳すもよし、フォニックスのYouTube動画で学ぶもよし、辞書を活用するも良し、アプリで繰り返すのもよし。そうは言っても「どうすりゃいいのかわからん!」という方のために最後にオススメの市販本を何冊か載せておきますね。
英語は言語です。それも、世界中で多くの人に使われている言葉です。言語は使ってナンボ。本当は3ヶ月以上ぐらい海外で生活してみるといいのでしょうが、そうも言ってられません。たくさん話しましょう。たくさん使いましょう。
最初は辛いかもしれませんが、だんだん語彙が増えてくると、途端にわかり出す瞬間が訪れるはずです。その時まで辛抱です。コツコツやる以外に道はありません。
欲を言えば、言葉を学びながら、その裏にある背景や文化の違い、歴史まで感じ取れるとベストですね。
暗記が苦手という方は、「♩あなたとコンビに」と言うと「ファミリーマート」が出てくることを確認してみましょう。それが出てくるのに単語が出てこないというなら、それは得意不得意ではなくてやっていないだけです。
暗記のメカニズムはこちら。
ちょっと古い記事ですが、こんなのもあります。
基本的な文法を知る
まずは英語の基本ルールを押さえましょう。
- 文の頭は大文字
- ピリオドからピリオド(?や!)までが一文
- 主語・動詞という語順
- 説明に使われる品詞(名詞・動詞・形容詞・副詞)
これらを押さえておくと、これから知識を積み重ねていくのがスムーズになります。
一般的に中学校で触れる英文法というのは大きく分けてこれぐらいの数。
基本はこの順番で理解していくのがいいでしょう。特に動詞周りが大切になってくるので、be動詞と一般動詞の違いに注意しながら積み重ねていきましょうね。
これも色んな教材が出ていますから、「お、これいいな」と思えたら、どんな教材を使ってもいいと思います。
注意点としては、もう御察しの通り、英語の文法を理解するには、国語の文法の基礎的な知識も必要だということです。基礎的、でいいんですよ。基礎的で。
中学英語では、文法自体は国語よりもだいぶ楽チンですから、ビビらなくて大丈夫です。連体詞とか形容動詞とかありませんしね。
まとめ
英語は積み重ね科目ですから、できるようになるまでに時間がかかります。
ただ、公立高校入試当日も一発目の科目ですし、高校に入っても一番授業数が多い科目なんです。重要度は高めです。
ですから、この受験というものを機に、英語に触れて、慣れ親しんでおきましょう。ラジオを聴いたり、英語で映画を見たり、英語の絵本を読むのもいいです。どんどん触って、どんどん使いましょう。
0から1にできたら、勉強を始められたら、入試対策を見据えるのもいいですね。目標校によりますが、目標点数に応じては以下の記事がオススメです。長文読解のおすすめ教材も紹介しています。
今回も以下にオススメの書籍や記事をいくつか載せておきますね。
まずは僕の大好きな本。英語の仕組みがわかりやすく解説されています。『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の大百科事典』。
おすすめの単語帳はこちら。スタディサプリでも活躍されている関先生の本です。『高校入試 世界一わかりやすい中学英単語』。
あとアプリはこちら。スマホの使い方には要注意ね。
さぁ、一歩踏み出して、文字通り世界を広げよう。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
ワクワクしながらやれたら最高!
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