例えば、神奈川県公立高校入試の数学の問題は、毎年の出題傾向が似ています。
問2の小問集合が問3に分裂したり、突如確率の大問が資料の活用の大問に変わったり、そんな風に毎年小さなサプライズはありますが、基本的な形は一緒です。昨年の流れを踏襲するのであれば、
問1:計算
問2・問3:小問集合
問4:関数
問5:確率
問6:空間図形
問7:平面図形
のような形ということです。ちなみに、昨年の問題の分析はこちら。
ですから、まずはその傾向に向けて準備をすることが基本になります。もしも出題傾向が変われば、平均点が下がり、合否のボーダーも落ち着きますしね。特に偏差値50以下の子たちは、「取れるところで取る」という大体みんな同じ戦法ですから、問題形式の変更は「みんなできない問題」が増えるだけで、合否には影響しにくいです。
その「取れるところで取る」ってどういうこと?という方は下記のリンクをご覧ください。
逆に、上位層は上記の流れを汲んだ基本の徹底はしつつも、「予期せぬことは起こる」と頭に入れておきましょう。そう頭に入れておくだけで、頭真っ白になったり固まったりすることを防げます。
話を元に戻しましょう。毎年の傾向が似ているというお話でした。もう少し具体的に言えば、大問ごとの出題分野がほぼ同じと言うことです。
ですから、その各々のパターンに慣れるために、入試対策テキストや全国の入試問題とは別に、神奈川県入試過去問の大問を「串刺」形式で解いていくわけですね。同じ出題分野の問題たちと、もうひたすら向き合って、別解を考えたり、その度基本に戻ったりを繰り返しながら、彼らと仲良くなっていくわけです。
普通に過去問を使って解いていってもいいんですが、ちょっと味気ないなと思って作った表紙をいくつか載せておきます。正答率が書いてあるので参考になれば幸いです。
神奈川県の入試過去問は東京新聞さんのサイトなどで確認ができます。
「串刺」にすることで、集中ができ、集中することで理解がより深められます。人間って「まとめた」方が頭に入れやすいんですよね。
串刺って言うと焼き鳥が浮かんできてお腹が減ってきますが、今日明日はチキン食べる人が多いんですかね。問題解くのに夢中になりすぎてご飯食べないとかダメですよ。健康第一で、解きまくりましょう。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
メリークリスマス!
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