志願変更締め切り時の倍率分析と昨年比較。神奈川高校物語


湘南「この物語は、神奈川県の各高校を擬人化してお送りする物語です。高校の紹介や入試の仕組みなどをなるべくわかりやすく楽しく伝えられたらと考えています。前回はこちら


横浜翠嵐「気軽に読むがいい」 サイフロ「ボス、それは好感度下がります」


鎌倉「今回は、今日出た志願変更締め切り時の倍率について、みんなでワイワイ話しているぜ」


茅ヶ崎北陵「倍率が出ました。受検生の皆さんは、もうこれで倍率を気にする必要がないということです。自身の学校の倍率を確認したら、勉強に励みましょう。もしくは寝ましょう。このブログでもお伝えしたことのあるボーダーの得点ですが、結局は昨年並みの難易度だった場合で出される架空のものですから、難易度も母集団も異なるかもしれない今年に関しては、その点数を取ったからオッケーという確証があるわけでもありません。それを気にするよりも、一点でも上げる努力をした方が、私は有意義な時間の使い方だと思いますよ。ただ、休憩時間に気晴らしに読む方もいるかもしれないので、ちょこっとだけアドバイスになりそうなことを書き記しておきましょう」


茅ヶ崎西浜「え、あんた今日よく喋るね」




志願変更締め切り時倍率


深沢「とりあえず、倍率って何?志願変更時倍率は年度で5回出る倍率の3つ目?ということは前回の倍率の記事で説明していますので、気になったら読んでみるのもいいと思う」


茅ヶ崎「えーとー、倍率見たいんだけど、最初に貼ってあるあの倍率の表は小さくて見づらいなー」


藤沢工科(0.88)「あるよ」


藤沢西「よーし、まずは一気に気になる高校の倍率をピックアップだー!」


柏陽「ふふふ。何だか久しぶりすぎてキャラを忘れかけているけど、とりあえず出してみたよ。矢印は先日の志願者倍率からの推移を表しているよ。カッコの中は昨年の倍率ね。あとはサイフロくんのワンポイントアドバイス」


(四皇SYAH)


湘南    1.59↓(1.72) 湘南にしては落ち着いた倍率。

横浜翠嵐  1.97↓(2.12) 2倍を切るのはこの5年間で初。

柏陽    1.62↓(1.47) 人気集中。大手塾の采配も見え隠れするが、気にせず突き進め!

厚木    1.22↓(1.32) ここ6年で最も落ち着いている倍率に。


サイフロ「この四皇と言えば特色検査。昨年から大きな仕様の変更はないと思いますが、2年目ということで特にトップ校である学力向上進学重点校の選択問題の難易度は上がるかもです。予期せぬことは起こると肝に銘じて本番に臨みましょう。大丈夫。あなたが驚くならみんな驚く」


(湘南地域:特色検査初実施&SOFTS &藤沢鎌倉茅ヶ崎寒川)


鎌倉    1.24↑(1.42) 校庭が狭くなっているのと初特色検査。

茅ヶ崎北陵 1.23↑(1.42) 初特色検査。

大船    1.28↑(1.23)

七里ガ浜  1.32↓(1.29) 1クラス減効果もある?

湘南台   1.46↓(1.17) 1クラス減効果もある?

藤沢西   1.21→(1.45) 1クラス減効果はなし?

鶴嶺    1.27↓(1.09)

茅ヶ崎   1.20↑(1.27)

深沢    1.07↑(1.39)

藤沢清流  1.24→(1.30) 1クラス減効果もある?

藤沢総合  1.17→(1.04)

茅ヶ崎西浜 1.09↑(1.12)  1クラス減効果はなし?

寒川    0.83↑(0.70)  1クラス減効果はなし?



湘南「学力向上進学重点校組は、柏陽くん以外みんな昨年よりも下げてるね」


横浜翠嵐「ふむ。我々は私立や国立の入試の関係で、ここから当日また下がる可能性も高い。昨年もそこで2.12→2.04と、一気に下げているしな」


厚木「某はだいぶ落ち着いた。近くの、大和(1.60)の快進撃には驚いた」


大和「隔年現象って本当にあるのかしらね」


希望ヶ丘「おほほほほ。あると思わなきゃやってらんないわ。驚いたわよ、あたしゃ(1.20)」


柏陽「ふふふ。でも、湘南くんのところなんかは、倍率が高くてもみんな入れられるわけじゃないから、説明会の段階でだいぶターゲットを絞ったんじゃないかって話が出ていたよ。動向を見てみると去年が高かった学校が多いみたいだね。これが今年の公立避けにつながった側面もあるかもね」


市立金沢(1.30)「いくつかの学校では説明会長蛇の列で入れなかった子もいるらしい。中を見れていないし、倍率はおそらく高いしで、敬遠されたところもあるかもしれないね」


平塚江南「僕のところは昨年は特色ショックにやられそうになったけど、今年はなんとか大丈夫(1.21)だったみたい。今年、特色検査を初めて実施するところも多いけど、そんなに大きく変動はなかったみたいだね。それにしても、各方面で目立っているサイエンスフロンティア(1.72)やっぱり強い」


サイフロ「あざっす。募集定員少ないっす。横須賀(1.36)さんや国際バカロレア(1.65)さん、神奈総(1.81)さんも調子いいっす」


神奈総「ありがとーさん!制服ないとか結構憧れなのかもー」


横浜国際「ハロー。やっぱりなんか国際系が人気だよねー。鶴嶺っちの倍率が上がったのもそのせい?」


鶴嶺「帰国生徒枠があってー、校門の景色が異国っぽいから?それだったら嬉しいなー。今年仮校舎の関係もあって、心配していたんだけど。昨年真面目色を打ち出しすぎて失敗したから今年は気をつけたのかもー。そういえば昨年の記事でこんなこと言ってたー」

定員は383名。まさかの定員割れだった鶴嶺が、なんとか面目躍如…とはまだいえないか。留学生も多く、「国際派」という強みがあるんですけどね。国際の専門学科が横浜商業(2.09倍)市立橘(1.21倍)横浜国際(1.38倍)と人気なのであやかりたいですよね。数年前から校則が少し厳しくなり、行事が減っていることも関係あるんでしょうか。ちなみに、校門の雰囲気もCMで使われるぐらい素敵です。来年度はこの反動でぐっと倍率が上がりそうな予感。小田急沿線からの交通事情がもっと良くなると志望する子がもっと増えると思います。


湘南台「う、うちも真面目路線行きすぎないように気をつけたかもです。制服変えたりインクルーシブ導入したり、変わる感を意識しました。1クラス減の効果も」


深沢「う…うちがやばい…。来年制服なくそうかな…」


鎌倉「深沢はさ、昨年クラス増やしてもなお倍率高かったから、ビビった層もきっといるよな。私立いっちゃったかもな。立地もいいとは言えないし」


HOME個別指導塾「ふ、深沢高校の最寄代表で言うと、立地はそんなに悪くないと思います!もしかしたら今度駅ができるかもしれないし…」


鎌倉「でも、藤沢駅から遠いしなー。…あれ、今のやつ誰だ。消えた」


寒川「うちはまた定員割れ…」


大和南「おらも危なかった」


大和西(1.08)「私も危なかった。一回定員割れを起こすと、つまり全員入れるってことだから、学力層が一気に変わるのよね」


湘南「昨年もそうだったけど、この格差は問題だよね。各々が頑張って、もっと魅力ある高校作りをして、子どもたちの選択肢を増やしていかないとね」


横浜翠嵐「そうだな、湘南の。私立はどんどん変化しているようだ。補助金の関係もあるし、我々もうかうかしてられんな。さらに進化せねば」


藤沢清流「それにしても、倍率が出揃うと、なんだか受検の日が来るって感じがするね」


藤沢総合「本当、本当。みんな体調に気をつけて、ベストを尽くして欲しいな」


七里ガ浜「受験てさ、大変だよね。もしかしたら、多くの子どもたちにとって人生で初めてとなる大きな大きな壁が、目の前に立ち塞がる」


大船「不安で眠れない夜や、悔しくて泣いた日や、怖くて手が止まる瞬間もあったでしょう。だけれどね、大丈夫。その不安や悔しさや怖さや迷いは全部、無駄にならない。当日もそうだし、その先の道でだって、ちゃんと君を強くしてくれる」


湘南「最後に、改めて本番の時に大事な心構えを3つ書いておくね」


・予期せぬ事は起こると知っておく

・緊張は「いいとこ見せよう」と思っている証拠だから悪い事じゃない

・可能なら、状況を楽しめ


横浜翠嵐「あえて言おう。入試というのは、受かる人もいればそうでない人もいる。必ずいる。ただ、大事な事は、決してそこで人生が終わることはないという事だ。通る道が違うだけで、そこまでの足跡がかき消されるわけではない。胸を張って、自信を持って、ワクワクしながら挑むがいい」


全校「みんな、当日会えるのを、楽しみに待ってるよー」


本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

みんなにとって最高の受験になりますように。





「第二の家」からの情報共有の情報共有の場を創りました。受験や学校、ブログや本の情報を日々日々お伝えしています。LINEさえあれば無料&匿名で参加できますのでよかったらご登録をお願い致します↓

「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

塾という場所が好きです。生徒の成長する姿を見るのが好きです。生徒や保護者と未来の話をするのが好きです。合格や目標を達成して一緒に喜ぶのが好きです。講師と語り合うのが好きです。教材とにらめっこするのも好きです。新しい人と出会うのも好きです。藤沢の街が好きです。ブログも、好きです。

勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの居場所であり未来を生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。2019年藤沢にHOME個別指導塾リアル教室を開校。